"特撮"カテゴリーの記事一覧
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amazonのマイ★ヒーローで見ていました。
先日まで見ていた「快傑ライオン丸」の続編で、
割と力は入ってるのですが、そのことごとくが空回りして、
視聴率や人気などはかなり落ちてしまった、そうです。
個人的にはそこまで悪くなかったかなあ、とは
思うのですが、こういうのは当時の感覚を知っていないと
分からないことも多いですからねえ。
確かに前作より暗くてハードな話は多いんですよ。
妙に救われないエピソードもあるし。
でもそれは「快傑」もあまり変わらないんですよね。
そう考えると「快傑」の時の沙織や小助は、
話を明るくしてくれる存在だったのかな、と再認識させられたり。「メスライオンみたいだ」と言われたという「兜」ですが、
個人的に兜はアリだと思ってて、それよりも
腕と脚が太くなっちゃった方が気になるんですよね。
なんかスマートに感じられません。それから前作の人気キャラということで唐突に出てきた
タイガージョーJrですが、「人気キャラ出したかった」というのは
分かるんだけど、肝心のバックボーンが本当に語られないから、
逆になんだこいつ?になっちゃってるんですよね。
それでもやたらとカッコいいのは、なんかもうスゴイんですが。こういうテレビ番組は、ちょっと雰囲気変えるだけで
人気が上がったり下がったりしますから、本当難しいんですよね。PR -
今回もう全くカートゥーンとは関係ないネタです。すびばせん。
最初の仮面ライダーに「ユニコルノス」という怪人がおります。
ユニコルノス | 仮面ライダー図鑑
ヨーロッパで発見されたユニコルンという一角獣の化石から粉末血液を抽出し、凶悪な男の体に注入することで生まれた怪人。口から吐く白い霧を浴びせることで、あらゆる生物を一瞬で化石にすることができるほか、瞬間移動能力も兼ね備えている。名前も「ユニコルノス」なので、ユニコーンをどうしても連想しますよね。
「一角獣」というと思い出すのはユニコーン。いわゆる「ユニコーン」の姿はこちらのリンク先にもある通り、白馬に角が一本生えてる物を想像すると思います。
しかしこのユニコルノスは、リンク先を見ていただくと分かるんですけど、そういう馬のユニコーンには、ちょっと似てない感じ。
まあ馬っぽく見えないことも無いけれど、ちょっと無理があるかな?
って感じでしょうか。
この辺特撮マニアの間では、割とネタにされたります。
ところで先程のリンク先にもあるんですが、
実在する生物で一角獣がいます。それが「イッカク」。
まあクジラなどの仲間ですよね。
そして実は「一角獣」と呼ばれる生物が、もう一種類いるんですよね。
「シンドバッド七回目の航海」という映画があります。
かのレイ・ハリーハウゼンが特撮を担当したということで有名です。
これに出てくる一つ目の怪物、「サイクロプス」と言った方が
分かりやすいかもしれないけど、実はこれも「一角獣」なんですよね。
一つ目がインパクトありますが、たしかに角が一本あるので「一角獣」です。
ところでこのサイクロプス、実は「化石」があります。もちろん本物というわけではありません。もう一度「ユニコルノス」の写真を見てください。
サイクロプスの正体?
リンク先に書かれていますが、ゾウの頭骨は真ん中に大きな穴が一つあり、
そこに目が入っていたのでは?と思われていました。
そしてそこから一つ目巨人のサイクロプスの伝説が生まれたようです。
さてここで話を最初の「ユニコルノス」に戻します。
ユニコルノスは「一角獣」の「化石」から作られた、「一角獣」の怪人です。
確かに角はありますが、顔はゾウの化石に似ています。
そして何よりユニコルノスも実は「一つ目」なのです。つまりユニコルノスは、いわゆる「ユニコーン」の怪人では無く、
「サイクロプス」の怪人なのでは無いでしょうか?
そもそも一般的なユニコーンのイメージが広まったのは
いつ頃なのでしょうか?そこまで調べるつもりはありませんが、
実は比較的最近なのかもしれません。
「シンドバッド7回目の航海」は1958年公開なので、
あの当時の仮面ライダースタッフ達にとって「一角獣」は、
ユニコーンでは無く、サイクロプスだったのかもしれません。 -
以前も書いたけど、Amazonのprmevideo「マイ・ヒーロー」チャンネルで
見ていた「快傑ライオン丸」をようやく見終わりました。
いや思っていたより面白かった!
最初1クールくらいまでは似たような展開が多くて、
ちょっと微妙だったんだけど、2クールに入り
14話でネズガンダが出てから、一気に面白くなりました。
その後も大ガミラスとかトビムサシとか、
悪役の側のドラマが濃厚になっていって、
3クール目ではついにタイガージョーが登場。
これがまたライバルキャラとしてもう完璧なキャラクターで、
獅子丸と戦いながらも、段々と仲間になっていく、
という流れはやっぱり引き込まれますね。
他にもゴースンの正体を探るために、
ゴースンの修行仲間を訪ね歩く展開とか、
ゴースン八人衆の登場とか、かなり飽きさせない展開が
続いていたと思います。
ただ後半になってくると、かなり西部劇な展開が多くて、
怪人が普通に銃とかライフルを使ってくるのは、
ちょっと「ううーん?」と思ってしまったところ。
昭和特撮に興味ある人には、オススメいたします。 -
続いて「シルバー仮面」。
制作順としては、シルバー仮面の方が先で
アイアンキングの方が後になります。
しかしこれがなんというか…。
これもかなりカルトというか伝説になっている番組だし、
志自体はかなり高いと思うんだけど…それが出来上がってきたものに
全く反映されていないというか、シルバー仮面の戦闘描写と
脚本がまるでリンクしてない感じがあります。
良く「シルバー仮面は卒塔婆を武器にした」とかネタに
されているんですけど、正直それはまだかなり可愛いレベル。
後半巨大化してからは、槍とかハンマーを何の伏線もなく
唐突に出してくるようになります。
アイアンキングはまだヒーロー物のバリエーションとして
捉えることが出来るんですが、このシルバー仮面は
特撮ヒーロー物では無い何か、正直「なんだこれ?」としか
言えない作品になっている気がします。
20話くらいから脚本はすごい良くなってるんだけど、
やっぱりシルバー仮面の戦闘シーンが
全部台無しにしてる感じがあるんですよね。
そして改めてアイアンキングを考えると、
このシルバー仮面を反省したんだな、というのが良くわかります。
- 全体的に雰囲気が明るい
- 登場人物を減らして分かりやすくする
- キャラクターも性格を明るくして親しみやすい
正直この単語はあまり使いたくないんだけど、かなり「トンデモ」な作品だと思います。 -
せっかくamazonのマイ・ヒーローに加入したので、
今までなかなか見られなかったのを見ています。
それでまずは「アイアンキング」。
これも一部ではかなり有名な特撮。
静弦太郎と霧島五郎という二人のバディ物なんですが、
五郎が変身するアイアンキングが、結構弱い。
初期は変身時間が「1分間」とされていて、
変身してもすぐにエネルギー切れになってしまう
(後に時間の設定は無くなったっぽいですけど)。
じゃあ怪獣は誰が倒すのかというと、もう一人の弦太郎なんですが、
この弦太郎は別に変身するわけじゃなくて、人間のまま
ムチを使って怪獣を倒したりしちゃうんですよね。
いやもうかなりムチャクチャです。
ただ作風全体は割と明るいし、弦太郎と五郎の掛け合いも
見ていて素直に楽しいし。
弦太郎とアイアンキングの関係も、助け合うという感じなので、
よりバディ関係が強調されていて、逆に楽しみな部分になってるんですよね。
特撮ヒーロー物としては確かに異色ではあるけれど、十分楽しめる作品でした。 -
Amazonのprmevideo「マイ・ヒーロー」チャンネルで
快傑ライオン丸の配信が始まったので見てます。
ピープロ作品の配信はかなり珍しいようで、ありがたいです。
ただ今月は18話までで、来月から少しずつ増えていくようで。
とりあえず一通り見たけど、ネズガンダが出る14話くらいから
少しずつ変化球が増えて、面白くなってきた感じ。
続きが待ち遠しいですわ。 -
昭和ガメラに続いて、平成ガメラ三部作も見直していました。
個人的に一番好きなのは「2」で、
レギオンも怪獣としての魅力がふんだんだし、
話も単純な怪獣退治の話なので、爽快感があるんですよね。
あと見直していて気づいたのが、「足を引っ張る人」がいないということ。
みんなそれぞれ最善を尽くしている。
そういった意味では、「シン・ゴジラ」に連なるピースなのかなと。
とにかく怪獣退治シミュレーションに特化してるのが、
「2」の最大の魅力であり面白さなんですよね。
逆に一番合わないのが「3」。
とにかく要素が多すぎて話がいまいち分かりづらい。
そして「2」とは逆に「悪意」を持って行動してる人ばかり。
その辺がどうにも苦手です。
あとイリスも「怪獣」というよりは、ロボットとか使徒みたいな感じで、
どうにも好きになれないんですよね。
ただ「3」は前田愛ちゃんがとにかくかわいいので、
そこだけは救いでしょうか。
とにかく特撮は今見ても十分見劣りしてない出来で、
そこはやっぱりスゴイなあと思いました。 -
東映公式YouTubeにて配信されていたのを、全部見終わりました。
いわゆる「ふしぎコメディ」シリーズの5作目にあたる本作は、
前年の「どきんちょ!ネムリン」に続いて、
主人公を人形で表現していました。
しかしこれが人形と侮るなかれ、操演を担当した
スタジオ・ノーヴァも大分慣れてきたのか、
とにかく人形らしからぬ動きをするその技術に、ひたすら感心。
ストーリーも浦沢義雄が最も脂が乗って時期だけあって、
とにかくシュールで狂気にまみれた世界が展開。
前出の操演技術のレベルアップも相まって、
ラーメンや扇風機が人間以上の芝居をみせてくれるのは、
本当に流石としか言えない番組です。
前期ふしコメの一つの到達点と言ってもいいかもしれない。
ただ脚本の浦沢義雄は、このカミタマンで燃え尽きたのか、
次の「もりもりぼっくん」はちょっとおとなしくなるんだよね。
それでもまた数年後に「美少女仮面ポワトリン」で
また最盛期とも言える脚本を書くのがすごいんだけど。 -
先日の記事でも書いたんですけれど、
昭和ガメラってこういうアングルが多いような気がするんですよね。
なんというか、人間から見た視点。
怪獣が奥にいて、手前に何か置いてあるようなアングル。
これなんかもそう。特に右側は手前に岩を置くことで、
バイラスの人間体型を隠す意味合いももっている。
そう考えると、かなり計算された構図だというのがわかります。
この辺もそうですよね。人間が遠くの怪獣の戦いを
見ているイメージ。
これとか奥のジグラと手前のジグラでは
大きさが全然違うはずで、でもそれを利用することで
映像にものすごい奥行きを出すことに成功しています。
昭和ガメラ侮りがたしですよ。
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円谷プロのYouTube公式ページで、この一年間
「ウルトラマン80」が配信されていたので、見ていました。
そしてようやく、最終回を迎えました。
前年の「ザ・ウルトラマン」もそうなんですけど、
丁度リアルタイムで見ていたウルトラマンなんですよね。
あの当時の「新しいウルトラマンがやってくる」みたいな
熱い期待感は、今も印象に残っています。
さてそんな「80」ですが、リアルタイムの感想としては、
いわゆる教師編は割とすぐに終わってしまったなーと。
その後も怪獣は地味だし、ウルトラ兄弟は出てこないしで、
個人的にはちょっと微妙な記憶があったんですよね。
でも今回一年通して配信を見て、考えが変わりました。
今までは単純に「教師編」と「それ以外」という認識を
していたんですが、実際には「それ以外」の中が、
セブンを意識したような「SF編」、また子供たちとの
ふれあいを描いた「子供編」とでも言うように、
更にいくつかに分かれていることに気付かされました。
特に子供たちとのふれあい編では、「先生」だったことを
思い出させるような、子供たちへの優しい目線に溢れた
エピソードがいくつも出てきたのが特徴です。
そしてユリアンの登場はまさに「最終編」とでも言うべき内容で、
80を先生、ユリアンを生徒になぞらえた、
「ウルトラマンとしての教師編」とも呼べる展開。
そして最後の最後ではゲストの子どもが中学生だったりと、
スタッフも教師編を決してあきらめていなかったのがわかります。
早々にあきらめたと思った「教師」というテーマを
最後までやり通していたのは、発見であり、驚きです。
そう考えると最終回は、まさに地球人の
ウルトラマンからの卒業式だった、と見ることが出来るでしょう。
また他のウルトラ兄弟を出さなかったのは、
やはり「教師」というテーマにそぐわなくなるから、
だったと考えた方がいいのかもしれません。
他には特撮面もかなり頑張っていて、
ミニチュアも今見ても遜色ない出来。
アクションもかなり大胆なことに挑戦していたように思います。
やはり何事も印象で語らず、実際に見てみることが大切ですね、
とつくづく痛感した次第であります。