まあこの「カートゥーンの指は何故四本なの?」
という質問が出てきたときに、良く出てくる答えが
「指四本だと動いているときに五本に見えるから」
だと思うんですけど、実際問題としてこの話、
自分は「鉄腕アトム」のマンガに裏話として
手塚治虫が描いた物以外の出どころを知らないんですよね。
他の書籍などに書かれているものも、十中八九手塚治虫の
この話から来ているんだと思います。
でもそもそもこの話は本当なの?という疑問が出てくるわけです。
「カートゥーン・アニメキャラの指はなぜ四本か」を取り巻く言説
調べていたらこういうページが出てきたので、
参考にさせていただきます。ありがとうございます。
それでこのページに書かれているのですが、
そもそも手塚治虫が「動くと指五本に見えるから」と
「聞いた」のは、どうやら本当のことであるようです。
アメリカのディズニー・スタジオに行ったときに、
そう聞いたとの事です。
そこを疑っても証明できないので、まあ聞いたのでしょう。
ただ結局これも「伝聞」にすぎないんですよね。
では本当の所はどうなのか?
リンク先でウォルト・ディズニーの話が書かれていますが、
これも結局元々のソースは辿れず、
やはり伝聞で止まってしまうようです。
自分としては、と前置きしますが、
「動かすと五本に見えるから」も「バナナの房のように見える」も、
結果論にすぎないと思うんですよね。
元々指を四本で描く流れがあって、
それを後から見たときに「動かすと五本に見えるよね」
「バナナの房のように見えちゃうよね」と、
後付の理由なんじゃないかな、と思います。
だから自分が以前サイトに書いた通り、
「結局昔からの習慣なので、今でも自然に指を四本にしてしまう、という事なのでしょう。」
でいいんじゃないかな、と思います。
もっとも最近のカートゥーン、例えば「ぼくはクラレンス」あたりだと、
指五本にしているようですし、それ以前の
スーパーマンとかバットマンのヒーロー物でも指を五本にしているから、
結局その作風によって、使い分けているという事だと思います。
そして今でもカートゥーンの指が四本として
描かれることがある、という事は逆に考えると、
「指を四本にしても問題とされてこなかった」と
いう側面があるのでは無いか、と思います。
誰も問題にしなければ、指を四本にしてもいいし、
色んな人種を出さなくてもいい、という事です。
逆に言うと、日本のアニメでは指が四本のキャラを出すと、
なんらかの問題が出てくるという事なのですが…
その辺について興味ある人は、是非調べてみるといいでしょうね。
以前も書いたんだけど、鳥山先生って
ストーリーとかはそんなでも無いんですよね。
ただ絵は抜群に上手いし、それからキャラクターと世界観を
作るのが上手い。だからアニメとかゲームで広がっていった
側面はあると思うんですよね。
だから「漫画家」というより「作家」として
評価した方がいいのかもしれない、と思います。
ところで海外でドラゴンボールって
いつ頃から評価されてたんだろうなあ、
と思ってたらこんなのを見つけました。
Toonami は、平日の午後に放送されていたアクション アニメに特化した番組枠でした。
— 仮面アメリカ日本語Official Japanese Kamen America (@KamenAmericaJPN) March 8, 2024
非常にエキサイティングなプロモーションや特別な OP シーケンスのおかげで、そのマーケティング能力で有名でした。
ドラゴンボールはすぐにToonamiの中心的なアニメになった。 pic.twitter.com/8T4xDleNjU
意外とカートゥーンネットワークに
縁がある人だったのかもしれないですね。
また4月から、「スーパーマン」の通常放送もやるみたいで、
そっちもチェックしておこうかしら。
しかし最近のCNは、すっかりDCヒーローチャンネルになっちゃったね。
]]>そしてこの百鬼夜行のシリーズの見どころって、
まず一つが京極堂による妖怪の蘊蓄。
そしてもう一つが榎木津探偵による大暴れ、だと思うんですよ。
でも本作は、それが両方とも無いんですよね。
妖怪の蘊蓄は、関口がほんのちょっと語る程度。
榎木津も、本作では一応話には絡んでくるんだけど、
目立った活躍はあまり無い、ちょっと寂しい感じなんですよね。
そこがどうしてもマイナスなんですよね。
もっとも榎木津の場合なんですが、榎木津はもともと
「姑獲鳥の夏」における、トリックのミスリード役として
作られた存在だったと思うんですが、それがシリーズが続くことによって、
どんどん動かしづらくなってきてるんだと思うんですよね。
だって出てくれば事件が解決したような物だし。
この辺前作の「陰摩羅鬼の瑕」あたりから、どうやって
榎木津が活躍しないようにしてるか、って苦心してる印象はあります。
それでまあ、今回読み直しても、
やっぱりその辺りの印象はあまり変わらずでしたね。
そこまでダメってわけじゃないけど、なんか物足りない感じでした。
今回はスーパーファミコンのリメイクになるわけだけど、
なんというかそのまんまリメイクというか、
追加要素とかあるにはあるんだけど、
基本スーパーファミコン時代から大きく逸脱するものでは
無いよなあ、という感じです。
具体的には…例えばマリオとかのグラフィックなんですけど、
スーパーファミコン時代と同様に、
ちょっとSDっぽい縮んだデザインになってるんですよね。
正直ここは普通の頭身のマリオで良かったんじゃないの?
って思うんですよ。ちびキャラだと、なんか逆に違和感あります。
それからもうひとつ違和感があって、
キャラクターの「ボイス」が無いんですよね。
マリオですら「ヤッフー」とか「マンマミーア」とか言わない。
終始無言なんですよね。
これ結局元のスーファミ版にボイスが入ってなかったから、
だと思うんですよ。
別にフルボイスにしろ、とは言わないけど、
せめて掛け声的な物は入れても良かったんじゃないかなあ。
でもね、その辺の頭身とかボイスとか、
入れたくなかった理由はちょっとわかるんですよね。
確かにマリオやピーチのデザインやボイスは
今の物の準拠でいいけど、じゃあマロとかジーノはどうするの?
って話なんですよね。ボイスとか、下手に入れたら
それこそ「イメージと違う!」って絶対言われるんですよ。
元々思い入れのある人がいっぱいいるゲームですからね。
デザインにしても、マロはそのままでいいけど、
ジーノはどうするの?スマートにするの?
って所なんだと思います。
そこを変えたら、絶対文句言われる。
それだったらじゃあそのままで…って事だと思うんですよね。
判断がすごい難しかったと思いますよ。
だから例えばクリア後に追加ボスとして、
クッパjr.とか、クッパ七人衆が出てきてもいいかな、
とは思うんだけど、それをやったら絶対非難轟々ですもん。
だから従来のボスを強化する、程度で止めたんだと思います。
この辺逆に開発会社が同じだったら、
もっとガラリと変えてきたと思うんですよね。
ただ今回は別の会社が作ってるので、
そこまで大きく変えられなかったのかな…と思います。
そういう意味でちょっと「物足りない」んですよね。
もっと大胆にアレンジしても良かったのかもしれません。
このマンガすっごい好きなんですよねえ…。
最初読んだ時、最終巻でボロボロに泣いちゃって、
しばらく何もする気が起きなかったのを覚えています。
今回久々に読んだけど、やっぱり細かいところは
ちゃんと覚えていますな。
エリア88、ただひたすら「カッコいい」だけで、
正直ストーリーとかあまり整合性取ってないと思うんですよね。
思わせぶりに出てきた要素とか、後で全く回収されてないこと
結構あると思うですよね。
初期に出てきた反乱軍側の傭兵集団(ブラッディスクリュー使うヤツ)とか、
サキの身辺警護してた女兵士達とか、
いつの間にかいなくなってるの。
あと地上空母のあたり、時間の進み方がかなりおかしくて、
劇中だと数日くらいしか経過してないはずなのに、
全治三ヶ月のシンの骨折が治ったりしてるんですよ。
でもそういうのも全部「カッコいい」から許せちゃう。
まあとにかく本作は超名作です。
今の社会情勢と照らし合わせても、十分面白いです。
興味ある人はぜひぜひ。
今回はワンダーフラワーと呼ばれるアイテムを取ると、
ステージギミックが大幅に変わるので、
制作はかなり大変だったんじゃないかなあ。
実質的にステージが2倍になるわけだし。
あとバッジと呼ばれる機能があるんだけど、
これが例えば「ジャンプ後ゆっくり降りてこれる」とか
「力をためて大ジャンプできる」とかの機能があるんですよね。
要するにゲーム自体の難易度を変えることが出来るんだけど、
それが例えば「攻撃力が上がる」「攻撃範囲が広がる」という
方向に行かないのは、さすがというべきか。
要するにスーパーマリオは「敵を倒す」ゲームじゃなくて、
「障害物を越えて先に進む」ゲームだ、って事ですよね。
かなりやりごたえのあるゲームで、
さすがにスペシャルワールドはクリアできそうに無いかなあ…。
この本、最初読んだ当時はイマイチだなーと思ったんですよね。
だって「犯人」も割りと簡単に分かっちゃうし、
トリックも予想できちゃうし、正直どうなのかな、
って思ったんですよね。
でも今改めて読むと、実はその辺は最初から全部「分かる」ように
書いてあって、その辺のギミックが読者にバレるのは、
もう想定の範囲内で書いてるんですよね。
だからむしろ重要なのは、もう一つのトリックの方なのかも。
そう考えるとこの本、実は2回目3回目の方が
面白く読めるのかもしれませんね。
今回読み直したら、結構好きになりましたわ。
かなりレベル高い特撮技術が使われてるんですよね。
今は背景とかCGで作ったりするんだけど、
当時は「マット画」と呼ばれる「絵」でやっていたんですね。
その合成が本当にキレイで。
リマスターされてるんだけど、違和感が全く無いのがスゴイですわ。
あと初期に悟空が如意棒を振り回しながら、
その如意棒が巨大化するシーンのアニメ合成があるんだけど、
全然違和感無くて、本当にスゴイ。
どうやってたんだろうなあ。
個人的には一期目の「猛吹雪! 三蔵狂乱」がかなり好き。
猛吹雪という極限状態の中で、
「誰かが食べられないとみんな死ぬ」という話になって、
そこからの三人の掛け合いとか、
八戒を食べたと思い込んでおかしくなる三蔵とか、
かなり面白い話ですわ。オススメ。