"マンガとかアニメとか"カテゴリーの記事一覧
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島本和彦も好きなので、買いました。
今作は「吼えろペン」「新吼えろペン」の続編にあたる作品。
漫画家炎尾燃が、今回も活躍します。活躍するんですが…
「吼えろペン」「新吼えろペン」の時って
炎尾燃は一応島本和彦本人をモデルにした、という体裁はとっていたけど
内容に関しては「実話をもとにしたフィクション」で、仮に元となる
事件とか話があっても、そこはわからないように
かなりボカされていたと思うんですよね。でもこの「RRR」は、いきなり新型コロナについての話があったり、
マンガ道場に出た時の話があったりと、ハッキリと元になった話が
「わかっちゃう」作りになってるんですよね。
そういう意味では「吼えろ」よりは「燃えよ」とか
同人の日記マンガの近い雰囲気になってます。その辺の「ウラが透けて見える」感じがなんかこう、
ちょっと妙に生々しい感じになっちゃってて、
そこはやっぱりこの10年間で変わった部分なんだろうなー、と思ったり。
考えてみれば「アオイホノオ」も実話をもとにした話ばかりだから、
島本先生の作風自体が変わりつつあるのかもしれないね。PR -
東京から信州へとやってきた、獣医師親子の話。最近すっかり小山田いく先生にハマっています。
本作も「獣医」をテーマとしていて、動物大好きないく先生が
惜しみなく本領を発揮している作品です。
劇中で描かれる動物や自然には、いく先生らしい愛情が注がれています。噂ではドラマ化の話もあったそうで、されなかったのが本当もったいない。
メディア化されていれば、小山田いくの名前も
もっとメジャーになっていたんだろうなあ。「マリオネット師」の時も思ったけど、
「ブラックジャック」とか「七色いんこ」とか、
手塚治虫作品を相当意識している気がします。
でも一話完結でこれだけ描けるのは、やっぱり大したものです。 -
始まりましたね。結構マイルドにされてる?
しかしさすがに細かいところは忘れているなー。
まあしばらくは楽しめそうです。
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年末の忙しいさなか、読んでました。
キン肉マンの次の連載というだけあって、
連載スタートから3連続でカラーページをもらっているなど、
破格の高待遇で始まった本作ですが、それでも人気が出ず、
一年持たずに打ち切られたのは割と有名な話。実際アイデア自体は悪くないと思うし、
ハッタリも効いてていい感じだなと思うんですけど、
そこがジャンプの恐ろしさというべきでしょうか。ただ読んでいて気になるのは、妖怪の能力とは別に
特殊能力を持つグッズがあって、ちょっと万能すぎるかな、という所と、
その2つがあるせいで、焦点がボケてしまっているかな、という所。あとこの頃のゆでたまごのマンガって、セリフが妙に説明的で、
読むのが結構大変なんですよね。
なんかシナリオのト書きをそのままセリフにしてる感じ。
この辺近年のキン肉マンが、セリフを最小限にして
絵で見せる構成にしてるのとは、割と対照的でしょうか。絵はでもやっぱり上手くて、ハッタリ感とインパクトのある
すごい迫力ある絵になっています。まあ色々惜しかった一作ということでしょうかね。
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深夜タクシーの運転手をモチーフとした、手塚治虫の作品。
基本一話完結の読み切り形式なんだけど…やっぱりこういう
短編を描かせたら、手塚先生は本当にスゴイですわ。
とにかく1エピソードの中の情報量が半端ないし、
起承転結もバッチリ組み込まれてる。やっぱりスゴイ。
ゲストとして時々ブラックジャックが出てくるのも、
ちょっとニヤリとしてしまいます。
ちなみに最終回は上にある「文庫全集」でないと
収録されていないので、要注意。 -
衆楽苑という架空の食堂を舞台にした物語。
こういう特定の「場所」をモチーフとした短編集的な作品って、
あまり見ないような気がするけど、どうなんだろう。
「すくらっぷ・ブック」の頃のような、ちょっと微笑ましい話が
多いので、割と気軽に読めるかと思います。 -
マリオネットを操るスリをテーマとして、小山田いく先生の作品。
それまでの「すくらっぷ・ブック」などと比べると
対象年齢もかなり上がっていて若干戸惑うけど、
紛れもなく小山田作品。
基本一話読み切りで、これだけの分量を作れるのは、
やっぱりさすがですよね。
唯一残念なのは、キーアイテムであるマリオネットが
あまり目立っていないし、あまり可愛くもないところ。
マリオネットのデザイン次第では、もっといい所に
行けたんじゃないかなあ。 -
最近すっかり小山田いくにハマってしまいました。
「ウッド・ノート」はとある高校のバードウォッチング部を
舞台とした物語。
作者の持つ鳥の知識と愛情が光る作品です。
1984年の段階でバードウォッチングをテーマにする、
ってかなり先進的だったんじゃないかと
思うんだけど、どうだろう。
キャンプ要素もあるので、近年のキャンプブームに
あわせてリメイクすれば、そこそこウケるかもしれないです。
小山田いくといえば恋愛要素も多めなのだけど、
今作の場合、バードウォッチング要素が充実しているので、
恋愛要素はいらないんじゃないかな、と思ったりもします。
実際まりもの話は、ゆずり関連の繰り返しになっちゃていて、
そこはちょっと勿体ないのかなあと。
あと唐須の一人旅編は、すぐにウッドノートの面々と連絡を取らせずに、
何回かは本当に一人だけで進めた方が良かったんじゃないかな。
割とすぐみんなと合流しちゃうので、惜しいと言えば惜しい。
鳥とか動物とか好きな人にはオススメです。 -
ゲッターロボG見終わったので、今度はグレンダイザーを視聴中。
グレンダイザーは、マジンガーZ、グレートマジンガーに連なる
マジンガーシリーズの3作目なんですけど、
でも実はスタッフはゲッターロボのスタッフで
ほぼ埋め尽くされてるんですよね。
良くも悪くもマジンガーとゲッターを足した感じ。
ストーリーも、ゲッターみたいに人間ドラマ中心になってます。
でもそれで良かったというか、あの時期のロボットアニメ自体が、
そういう人間ドラマ重視の方向へ進んでいったのは、
ある意味当然の流れだったんでしょうね。
そう考えていくとマジンガーZの作風って、
意外と後に継承されていないというか、
割と独自の作風だったのかなあ、とも思ったり。 -
「キン肉マン」はまあ読んでるんですが、
そういえば「闘将!!拉麺男」は読んでなかったなあ、
ということでまとめ読み。
うーん、すごい。
キン肉マンが可愛く見えるくらいのトンデモレベルだ。
いやでもある意味正しいマンガのあり方、というべきなのか。
敵として戦って倒したはずの悪人が、
いつの間にか生き返ってるのはいいんだけど、
なんか「友人」として扱われてるのは、本当すごい。
「あれ、未収録あるのかな?」と思ってしまう。
でもそのテンポ感が、すごくいいし面白いんですよね。
まあキン肉マンと同時進行だったから、
描くのは相当大変だったとは思います。