島本和彦も好きなので、買いました。
今作は「吼えろペン」「新吼えろペン」の続編にあたる作品。
漫画家炎尾燃が、今回も活躍します。
活躍するんですが…
「吼えろペン」「新吼えろペン」の時って
炎尾燃は一応島本和彦本人をモデルにした、という体裁はとっていたけど
内容に関しては「実話をもとにしたフィクション」で、仮に元となる
事件とか話があっても、そこはわからないように
かなりボカされていたと思うんですよね。
でもこの「RRR」は、いきなり新型コロナについての話があったり、
マンガ道場に出た時の話があったりと、ハッキリと元になった話が
「わかっちゃう」作りになってるんですよね。
そういう意味では「吼えろ」よりは「燃えよ」とか
同人の日記マンガの近い雰囲気になってます。
その辺の「ウラが透けて見える」感じがなんかこう、
ちょっと妙に生々しい感じになっちゃってて、
そこはやっぱりこの10年間で変わった部分なんだろうなー、と思ったり。
考えてみれば「アオイホノオ」も実話をもとにした話ばかりだから、
島本先生の作風自体が変わりつつあるのかもしれないね。
PR
コメント