先日Twitterで、「なんで日本ではプレスコが主流にならないのか?」って
話があったのを横目に見て、つらつらと考えたこと。
その前に「プレスコ」というのはいわゆる「アフレコ」の逆で、
アニメとかで先にセリフを収録して、後からそれに合わせて
映像を使っていくという手法です。
ちなみに日本は大体アフレコなのですが、アメリカなどでは
プレスコが主流みたいです。
それでその時見た回答は、
「結局プレスコやっても後から演出などが修正になることがあるので、
アフレコの方が管理が楽」
という物でした。
ただ個人的には、やっぱりもっと別の理由があると思うんですよね。
そもそもなんでアメリカとかでプレスコが主流なのかというと、
セリフと唇の形を合わせる「リップシンクロ」にすごいこだわっているんですよ。
だから「クラッチカーゴ」とか作っちゃう。
これは唇の形で何を話しているのか判断している、という文化が背景にあって、
だから海外ではマスクを拒否する人がやたら多い、という話にも
繋がってくるんだと思うんですよね。
それでその話は一旦置いておいて。
今日知ったんですけど、「紙芝居」って実はどうも日本独特の物らしくて、
GHQすらも知らなかった、みたいな話があるんですよね。
まあ全く無いわけでは無いんでしょうけど、
かなりマイナーな存在だったのは間違いないです。
それで兼ねてから自分は海外のカートゥーンは、
「人形劇」の文化から発展しているんじゃないかな、
と漠然と考えていたんですけど、逆に日本のアニメって
「紙芝居」が源流にあるのかな、と思うんですよね。
紙芝居の場合はまず絵が先にあって、そこに声を乗せていく。
人形劇はまずシナリオがあって、それに合わせて演技をしていく。
これなんとなく、アフレコとプレスコの関係に近いのかなと。
海外のアニメがプレスコなの、単純に「セリフを取る」んじゃなくて、
その時の表情とか動きも制作の参考にしている部分が
大きいのでは無いかな、と思います。
まあ本当に漠然と考えているだけの話なので、
多分詳しい人が見ればメチャクチャな理屈なんでしょうけど、
でもそのうちキッチリ調べてみたいかな、とは思っています。
コメント
1. 無題