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カートゥーン横丁ブログ

カートゥーンネットワークファンサイト、 「カートゥーン横丁」管理人LOUのブログ。 思う所あって再起動。今だからこそ書ける話も。

ヒーローと眼鏡
なんか「ミラベルと魔法の家」に関連する記事が原因となって、
やれ海外には眼鏡ヒロインがいないだの、日本には眼鏡ヒロインがいっぱいいるだの、
良くわからない論争が起きてるみたいです。
まあディズニーは話題になっていいよね、と思って
眺めているんですが。

でもどうやら日本とアメリカとでは「眼鏡」に対するイメージが
かなり違っているのはどうやら確かなようで、
どちらかというと「医療器具」みたいなダサいイメージが
かなり根強いようです。

この辺文化の違いがハッキリ出ていて、
もっとしっかり調べていけば面白くなりそうなんだよなー、
と思うんですが、なんかみんな目先の論争に終始してて、
そういう部分もちょっと残念に思います。

多分この話、日本とアメリカで「目」と「口」の
どっちを重要視してるか、というところにも繋がってくると
思うんですよね。
有名な話だけど、日本の顔文字は「目」で表情を出しているけど、
アメリカの顔文字は「口」で表情を出している。
欧米では「口」を隠すのは結構タブー視してるらしく、
そういえば新型コロナでも、欧米ではマスクを拒否する人が
やたら多いという話にも繋がるんですよね。

まあ原因は一つじゃないし、そう簡単に決めることは
できないんでしょうけど、それでも結構面白い比較です。

例えばアメコミヒーローなんかは、目を隠した者が多い、
とも言われています。バットマンとかそうですよね。
もちろん全部隠すスパイダーマンとか、全く隠さないスーパーマンとか、
色々例外がいることは当然承知の上です。
これもやっぱり同じレイヤーの上にあるんだと思います。

ところでスーパーマンはヒーローの時は顔を出しているけど、
むしろ普段は「眼鏡」をかけることでクラーク・ケントとして、
正体を隠しているわけです。眼鏡を外すことでヒーローになる、とも言える。
ここで思い出すのが「X-MEN」のサイクロプス。
彼は目から常にレーザーが出ているので、常に特殊な眼鏡を
していないといけません。
つまりサイクロプスはスーパーマンとは逆に、
「眼鏡をしていないとヒーローになれない」存在なんですよね。

「X-MEN」って、ちょっと微妙な言い方になりますけど、
それぞれがハンディキャップを抱えたヒーローグループですよね。
そのリーダーのサイクロプスも、常に目からレーザーが出る、
というハンディキャップを抱えている…という事だと
ずっと思っていたんですよ。
しかし今回の眼鏡関連の話を聞いてると、
レーザーはもちろんだけど、「常に眼鏡をしている」という所が、
実は重要だったのかな、と気付かされました。

もちろん例外や異論はあって当然です。
でもこの日本と欧米での「目」と「口」の認識の違い、
もっと突き詰めると、色々面白いことがわかりそうな気がします。

ちなみにトゥーン関連で眼鏡ヒロインが見たい!という人は
「くもりときどきミートボール」を見るといいらしいですよ。


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