「飛べ孫悟空」を見たせいか、なんだか西遊記づいてしまったので、
「パタリロ西遊記」を再読。
世の中に西遊記物はいくつもあるんですけど、この「パタリロ西遊記」は
結構面白い方だと思います。
タイトルの通り、「パタリロ」の登場キャラを使った作品で、
パタリロ=孫悟空、マライヒ=三蔵法師なんですが、
猪八戒と沙悟浄がオリジナルキャラで、それが実にいいキャラをしています。
八戒は原作のとおり「無類の女好き」なんですが、
そもそも「パタリロ」にこうした「女好き」キャラって、
いそうでいないんですよね(まあ男同士だし…)。
それが逆に新鮮に思えます。
沙悟浄ですが、こうした西遊記物で沙悟浄の扱いって難しくて、
微妙にキャラが立ってなかったり、目立たなかったりする事が多いんですが、
この「パタリロ西遊記」では沙悟浄を「老獪な軍人」にした事で、
ものすごくキャラが立ってるんですよね。
妖怪との戦いのときも作戦を立てる役目だったり、
また色々な解説もしてくれるので、かなり便利なキャラになってます。
お話も途中までは割りと西遊記を踏まえているんだけど、
段々とオリジナル展開が多くなり、更にSFとかも入ってきて、
最後には独自の世界観を作り上げていると思います。
興味ある方はぜひ読んでみてください。
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