忍者ブログ

カートゥーン横丁ブログ

カートゥーンネットワークファンサイト、 「カートゥーン横丁」管理人LOUのブログ。 思う所あって再起動。今だからこそ書ける話も。

バンパイヤ

You Tubeの手塚プロダクション公式チャンネルで
配信されていたので、見ました。

この作品が有名なのは、まず「実写」と「アニメーション」の
融合した作品であること。
それから現在「相棒」などで活躍中の、水谷豊の
デビュー作である、という二点だと思います。

実写とアニメの融合ですが、実写で映像を撮影した上に
アニメーションを乗せているので、かなりの手間なのは
間違いないですし、見てるだけで大変そうなのが伝わってきます。
正直かなり挑戦的なことをしているので、そこは素直にすごいかなと。

また水谷豊もデビュー作だけあって、まだ若い!
ただ随所に後の片鱗がうかがえるのが、面白いところ。

また特に中盤なのですが、演出が妙に尖っている回があります。
なんというか、舞台とか演劇とかそういう雰囲気になっているんですが、
やたら広いセットなどもあったりして、
とにかく「新しい物を作るぞ」というのは、伝わってきます。

ただ残念なところなんですが、まあこの「バンパイヤ」は
手塚治虫原作でマンガもあるんですが、そのマンガを読んだことある人は
ご存知のとおり、悪人であるロックが実質主人公みたいになっているために、
そのロックの悪事が全然バレずに進んでいくので、
毎回事件解決!みたいなカタルシスが一切無いんですよね。
一方主人公であるはずのトッペイは真実を言えず、
かなり苦しい立場だったりします。
回によってはトッペイが出ない回があったりと、
正直扱いはかなり悪い感じ。

またスケジュールとか色々制作上でトラブルもあったみたいで、
20話からオリジナル展開になり、ロックの役者も一時交代したりと、
色々もったいない点があるのも事実。

でも「実写とアニメの合成」はかなり見どころなので、
そこだけのために見てもいいかもです。

というか実写だとロックがただの「女装好きの変態」にしか
見えないのは、ちょっと問題だよなーと。

PR

コメント

コメントを書く