公開から一週間経ったので、
ネタバレありのもうちょっと踏み込んだ話。
この作品、原作に結構オリジナル要素を足してるんだけど、
その中でも特に「おっ」となったのが、
仁左右衛門の絵が露伴の実家にあった、という点。
もともと仁左右衛門の妻である奈々瀬が岸辺家の
家系であったことからの発展なんでしょうけど、
そのために本編の描写も結構変わったりしてます。
結論から言ってしまうと、若い頃の露伴は
そうとは知らずに「黒い絵」に触れていて、
そのために奈々瀬を見た、っていう事なんですよね。
だから露伴の祖母は奈々瀬の事は知らなかった、
という事にされています。
この辺原作だと、露伴の祖母も奈々瀬の事は
ハッキリ認識している描写があるので、
また違った解釈になっているわけです。
映画版だと古道具を買取に来ていた古物商も
「黒い絵」に触れてしまっていて、
だから劇中で死んだことが匂わされているんだけど、
でもじゃあ何故露伴は大丈夫だったのか?
となるとそこが奈々瀬の「止めてほしかった」に
繋がってくるところなんでしょうね。
本当に良アレンジだったと思います。
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