「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」もかなりヒットしてるようで、
興行成績の記録がどんどん塗り替えられていますね。
ところで「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」は
日本アニメなのでしょうか?海外アニメなのでしょうか??
制作はイルミネーションなので海外アニメのように思いますが、
でもどうも制作にかなり任天堂がガッツリと絡んでいる様子。
マリオというキャラクターも、元々は日本のキャラクターなので、
そういった意味では日本アニメに入れてもいいかもしれません。
いずれにしても、かなり難しい問題だと思います。
この「日本アニメ・海外アニメどっちなのか?」という問題は、
実はもう結構前からあるんですよねえ。
そもそも「トランスフォーマー」からして、
制作は日本の東映アニメーションですし、
またキャラクターは海外だけど、その原型を作ったのは日本ですし。
となると単純に「海外アニメ」とも括れなくなります。
そうでなくても最近の日本アニメは
その作画の多くを海外に下請けに出しています。
となると海外で作っているわけだから、海外アニメなの?
などなど、グローバル化にともなって
かなりややこしい問題になっているのは間違いありません。
この辺下手に定義すると、思わぬ作品が漏れてしまったりするので、
かなり曖昧なまま考えた方がいいのかなあ、とも思います。
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コメント
1. 無題
個人的に色々調べているうちに辿り着いた基準としては製作(※所謂企画とか)での判断、または日本基準を設けるというものです。
製作での判断は、海外アニメの最後にロゴと共にアピールされる会社(ハンナバーベラ、ルビースピアーズ、フィルメーション、WB等々)を重視するもの。この基準を適応すると東映動画といった日本の会社がアニメーションを担当しててもアメリカでは下請けと捉えて日本や他アジアを製作国に入れないという判断にも整合性が出てきます。この基準で日本アニメと判断されるのは、米ABCが直に東京ムービー新社と契約したマイティ・オーボッツ、シーズン2で田中プロモーションが参加したFantastic Max、東京ムービー新社が参加したFox's Peter Pan & the Pirates、葦プロが参加したMega ManとSkysurfer Strike Force、三井物産が参加したバンブー・ベアーズ、東宝が絡んだゴジラ ザ・シリーズ、NHK制作のケチャップ、東宝と葦プロによるDiabolik、講談社が参加したブルーナの絵本とぞうのババールの冒険辺りですね。
一方の日本基準を設けるとはどういうことか。ぶっちゃけて言うと「日本の会社がアニメーションやってる回あるし日本のアニメだな!」という俺基準みたいな感じです。こちらの基準に関しては各国それぞれにその国の基準があることが韓国や中国などで確認されているので日本もそれ位主張するような感じの基準でいいんじゃないかなーというものです。日本は他アジアと比べると下請けの数が少ないので気軽に合作と判断できるのがこの基準の利点ですね。
なんか話が脱線してきましたが、結論としては日本の会社が製作にもアニメーションにも参加してなければ海外アニメ、どちらであっても日本の会社が参加してれば日本アニメ・海外アニメの両方で括るというところですかね。
まあ個人的には合作でまとめるのが分かりやすいと考えています。
2. 無題
日本制作のアニメの場合、
・製作に海外企業が参加している※ライセンスや配信権目的など直接携わらない会社は除く(ビリビリクランチロール辺りがこれ)
・アニメーション制作or制作協力で全話において海外のアニメ会社がクレジットされている
上記の2点があれば合作と判断しています。上は最近の中国アニメ、下の方はプリティーシリーズといった韓国アニメで多いですね。
3. 無題
・アニメーション制作or制作協力で全話において海外のアニメ会社がクレジットされている
この制作協力に関してはアニメーション制作協力という表記もあるのですが、「アニメーション」制作協力と範囲が限定されているので合作の基準では扱わないようにしています。CLAYMOREだと全話アニメーション制作協力でDR MOVIEが表記されていたりするので…