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カートゥーン横丁ブログ

カートゥーンネットワークファンサイト、 「カートゥーン横丁」管理人LOUのブログ。 思う所あって再起動。今だからこそ書ける話も。

ワンダーウーマン1984

今更見ました。

「どんな願いも叶えるアイテム」の話としては、
割りと他に見ない事やってて面白いんだけど、
それだけに「願いを取り消すことが出来る」のは
ちょっと反則すぎて、そこは残念だったかな。

ただあの辺はおそらく「スパイダーマン2」(サム・ライミ版)の
列車でのくだりや、「ダークナイト」でのフェリーのくだりとかと同じように、
「人々の心の中のちっぽけな善意」を表現したかったのかな、とは思う。
だけど一つの街とかならともかく、それが全世界規模なので、
そこはちょっと都合良すぎなんですよね。
全世界規模ならあの状況を逆に利用するヤツが、一人くらいいたって
全然おかしくはないし(実際核兵器を望んでる人がいる描写もあるし)。

願いを取り消すことが出来る」ルールは、結局ラストシーンからの
逆算として設定したんだろうけど、そこはもっと上手くやってほしかったかな。
例えば「アラジン」でのジーニーへの3つの願いとか、
先発作品でもっと上手くやってるのもあるし。
もうちょっと「知恵」でなんとかしてほしかった、というのが本音。

あとダイアナが願いのせいでスーパーパワーを失っている、
ってのも微妙に分かりづらいんですよね。
言われれば確かにロープを手放してしまったのは
パワーを失っていた、という事なんだろうけど、
やっぱりもうちょっとハッキリ描写してほしかったかな。

またクライマックスでの戦闘も、せっかく黄金の鎧を装備したのに、
薄暗いシーンなので、せっかくの黄金の鎧が全く目立ってない。
合成を誤魔化すために薄暗くしたんだろうけど、本当もったいない。

一個人の欲望が全世界を巻き込む大騒動になったり、
バーバラが文字通り「豹変」していくのは素直に面白かったので、
やっぱりそういう細かい所が、色々気になる作品ではありました。

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