「天穂のサクナヒメ」をやっておりました。
かなり面白かったですわ。
「ガチの稲作ができる」という事で有名になったゲームですが、
確かに稲作については、素人である自分が見ても、
相当こだわって作ってるな、というのが解りました。
田んぼを耕したり、肥料を作ったりと、稲作って
ここまで大変なんだなあ、としみじみします。
稲作がメインなのは間違いないんですが、
それだけでじゃなくて、合間合間にアクションパートもあり、
そちらでは敵を退治したり、素材を収集したりという事が楽しめます。
ただアクションが苦手な人もいると思いますが、
このゲームでは稲作をすることで自キャラが成長していくので、
アクションをほどほどにしつつ、稲作を進めていけば、
割と簡単に強くなって、アクションも簡単になっていくのが、
面白いバランスになっています。
あと個人的には、ストーリーがかなり面白かったです。
主人公が「豊穣神」だからこそなのでしょうけれど、
神と信仰、そして世界の宗教のネタなども色々入っていて、
これを作った人はかなり知識があるな、というのが伝わってきました。
欠点というか残念な点として、稲作にこだわりまくっているからこそ、
それ以外の収集部分が普通のゲームになってしまっていて、
逆に違和感になってしまっていること。
米は育てないと手に入らないのですが、
麦であったり塩であったりは、普通に探索することで手に入ってしまいます。
ただそこで麦を育てたり塩田作ったりすると、
それはもう大変なことになってしまうので、
仕方ないことなのかなと。
あと素材を組み合わせて作る料理も、
思ったより広がらないんですよね。
作った米から麴が出来て、そこから醤油や味噌などが
出来るのは、面白いんだけど、そこから先が
思ったように広がらない。
料理がかなり広がってくるのは、後半になって
砂糖が手に入るようになり、吟醸酒などが作れるようになってからなので、
ちょっとタイミング的に遅いかなあ、と思います。
ただそこで「酒」で広がる、というのはやはり「米」に
こだわった結果がゆえ、という事なんでしょうね。
まあとにかくかなり面白かったです。
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