ゆでたまご先生の「グルマンくん」読んでました。
いろいろ言われてるとおり、かなりトンデモな作風ですね。
「関西国際空港弁当」とか、もう意味分からないですよ(笑)。
それでも最後の勝負が「偏食の子供でも食べられる料理勝負」だったのは、
ちょっとグッと来てしまいました。
考えてみればこの「困っている誰かのために戦う」のって、
ゆでたまご作品の根底に流れるテーマだと思うんですよね。
キン肉マンは言わずもがなですけど、「闘将!!拉麺男」だって
基本困っている人々を助けるための戦いですし、
「ゆうれい小僧がやってきた」も最後は、
泣けない子供を泣かすための勝負だったし。
その辺がキン肉マンの今のシリーズの、
「対戦相手を救うために戦う」にも、通じてるのかなと思います。
「ドラゴンボール」と比較するとわかるんですけど、
孫悟空って確かに戦うことで人助けをしている側面があるけど、
基本「自分が負けないため」に戦ってるんですよね。
人助けはその結果にすぎない部分があると思います。
だから「ドラゴンボールで全員生き返らせればいい」という
発想になるんじゃないかなと。
キン肉マンも確かに負けないために戦っているけど、
その出発点は間違いなく「困っている誰かのため」なんですよね。
テリーマン初登場回で、自分が国外追放されるかもしれないのに、
戦いに行くキン肉マンとかは、間違いなくそれですよね。
ゆでたまご作品って、間違いなく自己犠牲の精神があるんですよ。
まさに「心に愛が無ければスーパーヒーローじゃないのさ」なんですね。
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