正直なんとかまとまったかな、という感じです。
ただ途中で明らかに投げちゃったもの(作並カレラとか)や、
もっと早くから出しておけば良かったんじゃないか
ってもの(豆銑さんとか透龍とか花都とか)もあるので、
あまり手放しには褒められないよなあ、とは思います。
それでもあそこまでまとめたのは、まあ良かったのかなと。
ジョジョリオンって東日本大震災の直後から始まってて、
テーマ的には「土地と人」との関わりを
出していたんだと思うんですよね。
劇中ではそれらは「呪い」として表現されていたけど。
だから多分本当は、初期に出てきたカツアゲロードみたいに、
その土地にまつわる怪異とか怪奇現象を
描いていきたかったんだと思うんですよね。
ただそれだと分かりにくくなるので、
そうした「土地」を具現化した、岩人間とか岩生物を出してきた。
それでも伝わりづらかったとは思います。
あと以前も書いたかもしれないけど、舞台を「杜王町」に
した事で、伝わらなかった部分が確実にあると思うんですよね。
ジョジョファンにとっては「杜王町」って、4部の仗助とかが
守ってきた大切な土地。
でもこのジョジョリオンにとっては「杜王町」は
襲ってくる対象そのものだったんですよ。
震災もそうした「土地」に襲われるってことですしね。
その辺で昔からのファンほど、引っかかったんじゃないかなと。
それで結局面白かったか?と聞かれると…
う~ん…って感じですね。
ポイントポイントではいい部分もあるんですけど、
全体通すとやっぱり長いというか、
ポイントがぼやけちゃってるというか。
次の作品はちょっと様子見かな、と思います。
PR
コメント