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カートゥーン横丁ブログ

カートゥーンネットワークファンサイト、 「カートゥーン横丁」管理人LOUのブログ。 思う所あって再起動。今だからこそ書ける話も。

翻訳の難しさ
昨日の「ココとココア」でも書いたんですけど、
こういう翻訳の問題って、カートゥーンとかでは
どうしても付きまとう問題ですよね。
ココに関してはなんとか上手くいった例なんだと思いますけど、
もしかしたら他にちゃんと訳されてないダジャレとか
実は結構あるのかもしれない。
そういうのを考えると、やっぱり原語で聞くのが
一番だとなりますよね。

「デクスターズラボ」でも本当はデクスターはロシア訛りが
入っているという設定があるんですが、
だけど日本語でそれをどう再現するのか?
という問題があるわけです。
結局ロシア訛りは無しになったんですけど、
でも後になって「変な喋り方するな」の回のように、
ロシア訛りであるということが生かされる話が出てしまった。
幸いデクスターは割と変な喋り方だったので、
そこまで違和感無く日本語になっていましたが。

前も南部訛りについてちょっと書きましたけど、
こういう「訛り」も海外アニメでは良く出てくる題材ですよね。

あと誤訳?というわけでは無いけれど、
サムライジャックの母親問題。
第一話でジャックの父親が「母上、頼みますぞ!」
というセリフがあるので、てっきりその女性は
ジャックの祖母なのかと思ったんですけど、
でも後のエピソード見る限りでは、実は単純に母親だったと。
これなんか「MOTHER」をどう訳すのか?誰の視点からなのか?
というのがポイントになってくるはずなんですよね。

ただ普通はそういうキャラクターの設定などは
本国からもらっているんだと思うんですけど、
ごくまれに抜けていたりする事もあるようで。

例えばかの有名な「ハリーポッター」シリーズで、
ハリーがすんでいる家の「おばさん」は
ハリーの母親の姉妹なんですけど、それが果たして「姉」なのか「妹」なのか。
これ確か日本語で翻訳したのと、結果的に「逆」になっちゃったはずなんですよね。
もっとも英語では姉妹は単純に「SISTER」なので、
どちらが年上か年下か、というのはわからないんですよね。
日本語だと「叔母さん」「伯母さん」「小母さん」で
全部意味が違ってきます。
こういうのも文化の違いですよね。

海外アニメとか映画を見るときは、そういう所にも
注意を払うようにすると、またちょっと違った面白さが
出てくるかもしれません。
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