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カートゥーン横丁ブログ

カートゥーンネットワークファンサイト、 「カートゥーン横丁」管理人LOUのブログ。 思う所あって再起動。今だからこそ書ける話も。

最後に…
というわけで「トランスフォーマーアニメイテッド」の日本語吹き替え版、
通称「ジャパニメイテッド」が終了しました。

最後にもう一度言っておきたいのは、自分は
「トランスフォーマーアニメイテッド」という作品は大好きです。
自分の中のベスト3に間違いなく入る作品です。
だからこそ「ジャパニメイテッド」は、嫌いとは言わないけれど、
そのあり方について、多くの疑問を持たざるを得なかった、
黙って見ているわけにはいかなかったのです。

いくつかのシーンがカットされ、ストーリーの繋がりが破綻。
後のエピソードへの伏線も、伏線として機能しない状態に。
何が一番悲しいって、この状態のものを見て
「やっぱり海外アニメはダメだ」と思われてしまうのが、一番悲しい。
少なくとも「アニメイテッド」は、この数年の海外アニメの中でも、
かなりレベルが高い方なのに、編集された物を見るだけで
そう判断されてしまうのが悲しい。
せめてタイトルが日本独自の物だったのなら、
まだ分けて考える事が出来るけれども、そうでは無かったのが痛い。

翻訳についても、日本独自のギャグなどを入れる事については、
決して否定はしません。ただしかし、普通そういうのは最初の頃は
おとなしくしておいて、後から役者が役を掴んできてから
段々と増えてくるものだと思うのです。
しかしジャパニメイテッドは完全に逆。最初の頃と後の方では、
最初の方がギャグが多かった。何故後になるほどに減っていった?

通常のカートゥーンなどでは、まだ本国でも放送が
終わっていない段階で日本放送が始まったりする場合がほとんどです。
そのため、ただの脇役だと思っていたキャラクターが、
後になるとすごい重要なキャラクターになってしまったりと、
構成面で色々と大変に思える事があります。
しかしアニメイテッドは、日本放送決定の時期に
すでに本国での放送は終了していたわけですから、
それこそ全体を見た構成などが出来たはずでしょう。
しかしさっき書いた、メガトロンがオプティマスの名前を
言ってしまうくだりなど、とても構成が機能していたとは思えません。

「オモチャが売れればそれでいい」「オモチャが売れないと意味が無い」
という意見も解らなくはありません。しかしだからといって、
オリジナルのストーリーを破綻させていい、という理由には
決してならないのでは無いでしょうか?
あの実写パートが、果たしてどれくらい販促の役にたったのか?
エンディングと予告編を一緒にする事は出来なかったのか?
エンディング後の次回予告、提供画面、さらにその後の画面と、
本当に全部必要だった物なのか?



とにかくジャパニメイテッドを見て興味を持ったのなら、
是非オリジナルの「アニメイテッド」も見てほしいです。
DVDはシーズン2までしか出ていないけれど、
それだけでもかなり違う、という事が解るはずです。

願わくば、一日も早く「アニメイテッド」の
シーズン3のDVDが発売されますように…。
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