"マンガとかアニメとか"カテゴリーの記事一覧
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引き続きゲッターロボを見ているんですが、
同じ上原正三脚本であるゴレンジャーとの共通点が
なんとなく見えてきてしまうんですよね。
例えばゲッターチームは、リョウ、ハヤト、武蔵の三人ですが、
それにミチルと元気を加えると、
リーダー・サブリーダー・デブ・女性・子供となって、
ゴレンジャーと同じ構成になってしまう。
また敵の構成もなんですが、ゲッター独特の要素として、
巨大ロボであるメカザウルスを操縦する「コマンダー」というのが
いるんですね。でそうなると敵の構成が…
首領・幹部・コマンダー(怪人枠)となって、
これもゴレンジャーの黒十字軍と似通ってくる。
更にメカザウルスが巨大怪人枠だとすると、
これは更に後の東映版スパイダーマンに近くなってしまう。
ゲッターとゴレンジャーは原作者も違いますし、
アニメと特撮という違いもありますが、
上原正三の中では、同じ流れの上に
乗っていたのかもしれないですね。PR -
グレートマジンガーを見終わったので、次はゲッターロボ。
ゲッターロボってゲッター1と2が活躍して、
3は(海底専用だから)あまり活躍しない、っていう
イメージがあるじゃないですか。
でも実際見ると、確かに活躍回数は多くはないけど、
それでも十分活躍してるし、なんだったら
かなりオイシイ役回りを演じてるんですよね。
これは思わぬ発見。
そしてゲッター3に乗る武蔵が、マジンガーのボスみたいに、
かなりのキャラ立ちをしているんですよね。
正直リョウや隼人をかなり食ってしまってます。
やっぱりこういうのは、実際に見てみないと
分からないもんですね。 -
そんなわですっかり小山田いくにハマってしまい、
あれこれ読んでいます。
今からもう40年近く前のマンガなんですけど、
驚くのは高校生の飲酒シーンが割と普通に描かれている、ということ。
確かに昔って今ほどは未成年の飲酒にうるさくなくって、
実際自分が大学入ったころは、未成年でも
普通に飲み会とかやってた記憶があります
(自分は酒飲めませんので念の為)。
そういえば高校の頃も、文化祭だったかの打ち上げでの
飲酒が問題になった記憶があるんですが、
逆に言うとそうでもしないと普通に飲んでたって事なんですかね。
それでもこの作品が描かれた頃よりは、
「未成年の飲酒は良くない」という認識が
広まっていたころだと思います。
結局飲酒とか喫煙って、ある年代までは
「大人っぽさ」とか「子供が背伸びしてる」という描写としての
意味合いを持っていたんですよね。
今では信じられないでしょうけど。
でも今では普通に思われてることも、
2~30年すると「なんであんな事してたの?」って
思われるようになると思いますよ。
特にこの1~2年の間に作られた様々なコンテンツでは、
多くの人が「マスク」をつけてるんで、
後年になって「なんだこれ」と思われると思います。
そういう「なんだこれ」を探っていくのも、
作品の楽しみ方の一つなんですよね。 -
長野県小諸市の中学校を舞台にした作品。柏木晴(晴ボン)を中心として、
友達の市野、坂口、市野の恋人理美、晴ボンの恋人マッキー、
晴ボンに想いを寄せるカナなど、多くのクラスメートが繰り広げる、
ハートフル青春ラブコメディ。
自分が小学生の頃はすぐ近所に本屋があって、
そこに入り浸っては、マンガ本を
延々と立ち読みしているような少年でした
(当時はまだ立ち読みできる本屋が普通にあった)。
その当時これをなにげなく手にとって、
読んでいたことがあるんですよね。
ただ当時は主に「ギャグ」の部分、主人公の晴ボンや
クラスメートの雅一郎などが時々変身する
油すましや土ころびがすごい面白くて、
それ目当てで読んでいたのをうっすら覚えています。
でもそれはほんの少しだけの間。
その後は時々視界には入っていたんだけど、特に読み返すことも無く、
現在まで過ぎてしまいました。
そんな「すくらっぷ・ブック」、実に数十年ぶりに読みました。
小学生の頃には全く気づかなかった、晴ボン達の青春、
恋愛、友情、そんなのがズシンと響きました。
実に眩しい作品です。キラキラしてます。
そんな晴ボン達の中学生活が、とても羨ましく思えました。
読み終わってから数日の間、
ちょっと放心状態になったりしていました。
自分が中学生だった数十年前は、いわゆる「校内暴力」だの
「いじめ」だのが表面化していた、「荒れた」時代でした。
不良グループが授業をボイコットしたり、
学校のガラスを割ったり、学校内で喫煙をしていたりしました。
また当時は今ほどオタク的な趣味に
理解があるような時代ではありません。
そういう趣味を持っていたら、当然のように
いじめのターゲットにされていました。
当然ながら自分もその一人です。
だから自分の中学時代は、本当にいい思い出がありません。
だから余計に「すくらっぷ・ブック」に描かれている
中学生活に本当に憧れてしまったんですよね。
ただ自分には全くそういう青春が無かったのか、と言われると、
中学時代には確かに無かったけど、高校・大学と進んで、
そこで多くの友人ができましたし、クラブ活動もやりました。
またその後「カートゥーン横丁」を作ったことで、
もっと多くの人達と知り合うことも出来たので、
存外悪く無かったのかな…とも思います。
ここで「すくらっぷ・ブック」を読んだのも何かの縁。
いずれにせよ、もうしばらくは故・小山田いく先生の
作品を読み漁ることになりそうです。 -
マジンガーZを見終わったので、グレートマジンガーを見ています。
グレートマジンガーってZの時にあった…
「甲児はもっと戦闘訓練した方がいいんじゃないの?」
「学校行かないで備えてた方がいいんじゃないの?」
「研究所に住んでた方がいいんじゃないの?」
「研究所ももっと武装した方がいいんじゃないの?」
というツッコミに対して、しっかりと答えを
出した結果なのかな、という気がします。
結果としてアクション面はかなりパワーアップ、
ストーリーもハードな物が多くなったような感じ。
ただ「死んだと思われていた前作主人公の父親が、
孤児を拾って戦闘のプロとして育てていた」っていう設定は、
どう考えてもハッピーエンドにはならないですよねえ。 -
アマゾンプライムでマジンガーZを一通り見終わりました。
さすがに時代的に古い部分もあるんだけど、
十分面白かったですよ。
今回通しで見ていて、一番意外だったのはボスの存在かなー。
ボスってもっと乱暴であまり役に立たないイメージが
あったんだけど、でも決してそんな事無くて、
むしろコメディリリーフとして、すごい上手いバランスで
成立してたキャラクターだったんだなあと。
またボスボロットも絶妙で、全く役に立たないわけじゃなくって、
時と場合によっては単独で機械獣倒したり、
また機械獣倒せなくても、戦車とかは蹴散らしたりと、
かなり役に立ってるんですよね。
正直アフロダイAとかダイアナンAの方が
あまり役に立ってない気がします。
もう一つ気になったのが、みさとさんの存在。
結構後半から登場するキャラで、光子力研究所に
お手伝いとしてやってくる、ボスの親戚の女キャラなんですけど、
登場回でいきなり脱獄囚相手にブラフかましたり、
他の回ではバイク乗り回して、甲児のピンチを助けたりと、
とても普通の女性とは思えない、かなりのチートキャラ。
どこかの組織のエージェントだった、みたいな話も一切無し。
かなり謎な存在です。
あとヒロインであるさやかさんが、結構乱暴なキャラなのは、
時代というか永井豪らしいというか、そういうのを感じましたね。
言葉遣いとか普通に男ですもん。
まあそういうわけで、次はグレートマジンガーを見るとしましょうかね。 -
この5~6年くらいで読みだしたものに、「弱虫ペダル」があります。
実はこういうスポ根物、結構好きなんですよね。
「あしたのジョー」とか意外と好きだったり。
ある程度話がたまったら電子で一気に買うという
やり方をしているので、全部読んでるわけじゃないんですけど、
ずっと追いかけてます。
それでふと気になったんだけど、このマンガって
「父親」の存在がすごい希薄なんですよね。
普通こういうスポ根系のマンガって、
父親がやってた物を継いでやってるとか、
父親に鍛えられて、みたいなキャラクターが
一人や二人はいると思うんですけど、
少なくとも自分が読んでる範囲では、
そういうキャラは出てきてません。
これかなり珍しい事なんじゃないかなと。
成長物って大体父親的存在が仮想敵になっていて、
それを目指すあるいは乗り越えることが、
最終目標になる、ってパターンだと思うんですけど、
でも「弱虫ペダル」ってそういうパターンが全然無いんですよね。
ライバルとか敵はみんな「友達」なんですよね。
いてもせいぜい兄貴的な存在ばかり。
それでいて「母親」は、割と頻繁に出てくるんですよ。
小野田くんだったり御堂筋だったり、「母親」の存在は、
割と重要なものとして描かれている。
そういう意味では割と現代的な話だ、という事なんでしょうね。
そういえばこれも前から気になってたんだけど、
「御堂筋」って本来は「大阪」の地名ですよね。
でもそれがどうして「京都」のキャラクター名として
用いられているんでしょう?
結構違和感あると思うんですよ。
これあくまでも自分の想像なんですが、
本来は鳴子くんが「御堂筋」になるはずだったんじゃないでしょうかね?
鳴子くんは大阪からの転校生だし、
そっちの方がしっくり来ると思うんですよね。
御堂筋の存在って連載始まって早々に今泉くんの口から
語られていて、それが後になってようやく本人が…って事に
なっていますけど、元々の構想だと今泉・御堂筋のライバル関係に
小野田くんが絡んできて…という事だったんじゃないでしょうか。
ただ人気が出て連載が続けられそうだから、
御堂筋は別キャラとして改めて出すことにして、
本来「御堂筋」だったキャラは「鳴子」に名前を変更した…。
みたいな流れがあったんじゃないかなあ、と。
あくまでも妄想ですが、そんな事を考えてしまいます。 -
Kindleでつのだじろう先生の「その他くん」が安かったので、
買って読んだんですよ。
これはいわゆる「マンガ家マンガ」で、
主人公の「その他くん」がマンガ家を目指す、という話なんです。
なんですが
こんなに厳しい内容の「マンガ家マンガ」って初めて読んだよ!
これ読んだマンガ家志望少年、絶対絶望しか感じないよ!
その他くん、今まで集めた貴重なマンガとかを
親に捨てられるシーンがあるんだけど、
普通そういうのってなんやかんやで戻ってくるじゃないですか。
違うの。戻ってこないの。捨てられたまんま。もう厳しい。
そしてそれが原因で家出しちゃうんだけど、
結局こっそり戻ってきて押入れで寝るシーンとかあって、
かなり切なすぎる。
その他くん、中学三年で進路も決まらず
なし崩し的にマンガ家目指すことになったのはいいけど、
その代わり「3年経ったら家を出ていくんだぞ」とか親に
言われちゃって、背筋が凍る思いですよ、これ。
そして血しぶきとか女の裸が出るマンガに対して
とにかく「ダメ!」って言ってて、厳しいんですよ。
その他くんの仲間がそういうマンガ家の所へ弟子入りするんだけど、
その先生の名前が「赤本三竜」つまり
「赤本なんかに描いてるような三流」ってことだよな。キビシーッ!
「チンポコ出すマンガもダメ!」とか言いつつ、
「でも赤塚はオッケー」だし、自分もオシッコをオチにしちゃったりして、
つのだ先生それはどうよ?ってなっちゃうんだよな。
でもそこが逆にギャグとしてはすごい冴えてる。
つのだ先生、自分でも相当厳しかったと思ったのか
最後に「厳しい事を描いたと思う」とか書きつつ、
「くやしかったら私より面白いマンガを描いてほしい」とか
言っちゃってるんですよね。なんか色々すごいですわ。
時代的な物もあるだろうけど、エログロに対して
ここまで嫌悪感を示せる、ってのもなかなか無いと思います。 -
アマプラに加入したので、マジンガーZをちょこちょこと見ています。
相当昔にちょっと見たきりで、ほとんど初視聴みたいなもん。
1話ではマジンガーZを祖父から譲り受けるんだけど、
その後歩くこともままらないんですよね。
操縦方法がわからないから。
2話でようやく敵と戦うんだけど、でもどれが
武器のボタンなのかわからない、という描写があるんですよ。
これって相当「リアル」だし、当時としてはかなり「斬新」だったと思うんですよね。
ヒーロー物の1話って、ヒーローがやってきて
怪獣なり怪人なりをかっこよくやっつけてそして去っていく、
というのが基本なんだろうけど、でもマジンガーZの場合、
敵と戦うどころか操縦も出来ないんですよ。
でも「初めて乗るロボット」なんだから、当然なんですよね。
とは言えスポンサー的にそれはマズイわけで、
後のガンダムとかは「マニュアル」を用意しておいて、
それで操縦方法については説明しちゃう。
なんだったら「ガンダムの性能」あるいは「アムロが機械いじり好きだから」
という理由をつけて、ザクを倒せることに理由付けしてるんですよね
(ちなみにアムロがニュータイプだったから、ってのはかなり後付の理由デス)。
まあとにかく割と5~6話くらいまでは、
マジンガーZを操縦することすら覚束ない、みたいなのが続くんですよ。
この時代にこんな丁寧な描写してたのか、って結構驚きです。
やっぱり作品って実際に見てみないと、
あれこれ語ることは出来ないんですよね。
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3DSのメダロット9、結局3周してしまいました。
パーツは可能な限りは揃えたけど、あとメダリア合成には
あまり手を出していないので、やろうと思えばもう1周はできる。
いやしかし本当はもっとサクッと終わらせるつもりだったんだけどなあ。
自分でもかなり驚いてます。
やっぱり自分はポケモンよりメダロットの方が性に合うんだなあ。
メダロットはもともとアニメは見ていたんですよ。
あの当時なにげなくテレビつけたらたまたまやってて、
それが結構面白くてそのままハマっていました。
当時はもうかなりカートゥーンに入り込んでいたんですけど、
それでも面白く見れたので、かなり記憶に残っています。
その流れでGBのメダロット2もやったんだけど、
これはさすがに微妙な出来で、う~ん?と思っていました。
アニメの方はDVDとか買うくらいは好きだったんですけど、
ゲームには全然手を出していなかったんですね。
それが今回たまたま手を出したら、大ハマリ。
まあそりゃ20年も経ってるんだから、ゲームだって
それなりに進化はしているわけで。
そういうわけで、ちょっとメダロット熱が再燃しています。
ちょっとだけ。