"マンガとかアニメとか"カテゴリーの記事一覧
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年末の忙しいさなか、読んでました。
キン肉マンの次の連載というだけあって、
連載スタートから3連続でカラーページをもらっているなど、
破格の高待遇で始まった本作ですが、それでも人気が出ず、
一年持たずに打ち切られたのは割と有名な話。実際アイデア自体は悪くないと思うし、
ハッタリも効いてていい感じだなと思うんですけど、
そこがジャンプの恐ろしさというべきでしょうか。ただ読んでいて気になるのは、妖怪の能力とは別に
特殊能力を持つグッズがあって、ちょっと万能すぎるかな、という所と、
その2つがあるせいで、焦点がボケてしまっているかな、という所。あとこの頃のゆでたまごのマンガって、セリフが妙に説明的で、
読むのが結構大変なんですよね。
なんかシナリオのト書きをそのままセリフにしてる感じ。
この辺近年のキン肉マンが、セリフを最小限にして
絵で見せる構成にしてるのとは、割と対照的でしょうか。絵はでもやっぱり上手くて、ハッタリ感とインパクトのある
すごい迫力ある絵になっています。まあ色々惜しかった一作ということでしょうかね。
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深夜タクシーの運転手をモチーフとした、手塚治虫の作品。
基本一話完結の読み切り形式なんだけど…やっぱりこういう
短編を描かせたら、手塚先生は本当にスゴイですわ。
とにかく1エピソードの中の情報量が半端ないし、
起承転結もバッチリ組み込まれてる。やっぱりスゴイ。
ゲストとして時々ブラックジャックが出てくるのも、
ちょっとニヤリとしてしまいます。
ちなみに最終回は上にある「文庫全集」でないと
収録されていないので、要注意。 -
衆楽苑という架空の食堂を舞台にした物語。
こういう特定の「場所」をモチーフとした短編集的な作品って、
あまり見ないような気がするけど、どうなんだろう。
「すくらっぷ・ブック」の頃のような、ちょっと微笑ましい話が
多いので、割と気軽に読めるかと思います。 -
マリオネットを操るスリをテーマとして、小山田いく先生の作品。
それまでの「すくらっぷ・ブック」などと比べると
対象年齢もかなり上がっていて若干戸惑うけど、
紛れもなく小山田作品。
基本一話読み切りで、これだけの分量を作れるのは、
やっぱりさすがですよね。
唯一残念なのは、キーアイテムであるマリオネットが
あまり目立っていないし、あまり可愛くもないところ。
マリオネットのデザイン次第では、もっといい所に
行けたんじゃないかなあ。 -
最近すっかり小山田いくにハマってしまいました。
「ウッド・ノート」はとある高校のバードウォッチング部を
舞台とした物語。
作者の持つ鳥の知識と愛情が光る作品です。
1984年の段階でバードウォッチングをテーマにする、
ってかなり先進的だったんじゃないかと
思うんだけど、どうだろう。
キャンプ要素もあるので、近年のキャンプブームに
あわせてリメイクすれば、そこそこウケるかもしれないです。
小山田いくといえば恋愛要素も多めなのだけど、
今作の場合、バードウォッチング要素が充実しているので、
恋愛要素はいらないんじゃないかな、と思ったりもします。
実際まりもの話は、ゆずり関連の繰り返しになっちゃていて、
そこはちょっと勿体ないのかなあと。
あと唐須の一人旅編は、すぐにウッドノートの面々と連絡を取らせずに、
何回かは本当に一人だけで進めた方が良かったんじゃないかな。
割とすぐみんなと合流しちゃうので、惜しいと言えば惜しい。
鳥とか動物とか好きな人にはオススメです。 -
ゲッターロボG見終わったので、今度はグレンダイザーを視聴中。
グレンダイザーは、マジンガーZ、グレートマジンガーに連なる
マジンガーシリーズの3作目なんですけど、
でも実はスタッフはゲッターロボのスタッフで
ほぼ埋め尽くされてるんですよね。
良くも悪くもマジンガーとゲッターを足した感じ。
ストーリーも、ゲッターみたいに人間ドラマ中心になってます。
でもそれで良かったというか、あの時期のロボットアニメ自体が、
そういう人間ドラマ重視の方向へ進んでいったのは、
ある意味当然の流れだったんでしょうね。
そう考えていくとマジンガーZの作風って、
意外と後に継承されていないというか、
割と独自の作風だったのかなあ、とも思ったり。 -
「キン肉マン」はまあ読んでるんですが、
そういえば「闘将!!拉麺男」は読んでなかったなあ、
ということでまとめ読み。
うーん、すごい。
キン肉マンが可愛く見えるくらいのトンデモレベルだ。
いやでもある意味正しいマンガのあり方、というべきなのか。
敵として戦って倒したはずの悪人が、
いつの間にか生き返ってるのはいいんだけど、
なんか「友人」として扱われてるのは、本当すごい。
「あれ、未収録あるのかな?」と思ってしまう。
でもそのテンポ感が、すごくいいし面白いんですよね。
まあキン肉マンと同時進行だったから、
描くのは相当大変だったとは思います。 -
今更説明の必要も無いデビルマン。
いやあ、やっぱ面白いですよ。テンポがものすごくいい。
やっぱりこういう一話完結で毎回違う怪獣と戦う話が、
自分にはすごく合ってるな。
デビルマンというとどうしてもマンガの方にスポットがあたるし、
確かにマンガはマンガで今更説明不要なくらいスゴイんだけど、
それでもやっぱり個人的にはアニメの方が好き。
アニメデビルマンには飛鳥了がいないけど、
マンガデビルマンにはララがいない。
という事は今後も言い続けていこう。 -
というわけで今度はゲッターロボGを見ています。
前作の後半からそうだったんですが、巨大メカを操縦する
行動隊長的なポジションが毎回出てくるようになったんですよね。
そいつらの起こす事件を解決して、巨大メカでトドメ、という
パターンが確立してきたように思います。
そのせいか逆に巨大メカ戦が本当に最後だけになってしまって、
そこは巨大ロボを期待して見ると、ちょっと残念なのかなあと思います。
この辺はマジンガーの方が戦闘に終始してるのとは、対照的です。
その代わり毎回の敵隊長とのやり取りやドラマがメインになっていって、
マジンガーとは明確に差別化がされるようになっています。
敵との交流や、敵内部でも裏切りなどが描かれることで、
ストーリー的には割とハードな内容も増えてきています。
多分今言われてる、いわゆる「古典的なロボットアニメ」の
イメージって、実はマジンガーじゃなくてゲッターロボの方なのかもしれないですね。 -
ひとまずゲッターロボは見終わったんですが、
見ていてちょっと気になる事が。
ゲッターロボの主役キャラの声優はもちろん神谷明さんなんですが、
その神谷さんがモブキャラクターの声もやってる事があるんですよね。
いや確かにこの頃の東映って、敵と味方側でほとんど同じ声優が
声をやってる、という事は割と普通にあるんですが、
それでも主役級の人にモブキャラをやらせるか?
とちょっと驚きました。
逆に武蔵役の西尾徳さんとか、普通考えたらなにか
モブキャラの声をやってると思うんですが、
自分が判断する限りでは、それは無かったんですよね。
ちょっと意外。
というより全体的に声優さんが少ないんですよね<ゲッターロボ
マジンガーZとかデビルマンも確かに声優さんは少ないけど、
でもゲストキャラとか出る時は、ちゃんとそれ用の声優さんを
連れてきてるんですよね。
でもゲッターロボは、ゲスト声優連れてくることもあるけど、
連れてこないでレギュラーメンバーが声をやる、というパターンが
かなり多かった気がします。
だから毎回やってくる敵のキャプテンとか、
いつも同じ人があててたりしている。
まあ元々主役が三人のチームなんで、
ただでさえ声優さんが多いから、これ以上呼べなかった、
みたいな可能性はあるんですよね。