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カートゥーン横丁ブログ

カートゥーンネットワークファンサイト、 「カートゥーン横丁」管理人LOUのブログ。 思う所あって再起動。今だからこそ書ける話も。

思い出話 その1

結局データが間違っていて、デクスターズラボ日本放送25周年は来年ですね。
お騒がせいたしました。
しかし日本カートゥーンネットワーク開局25周年は正しいわけで、
やっぱり随分たったなあ、と思う次第です。
この際なので、自分がカートゥーンにハマった頃の思い出とかを、
書いていこうかな、と思います。

25年前というと自分はまだフリーターとして、
アルバイトをあれこれとやっていました。
自分の世代って、いわゆる「就職氷河期」の直後くらいなので、
就職するのが相当厳しかったんですよね。
もっとも自分の場合、他にやりたい事があったから、
あえて就職しなかったんだけれども。

それはともかくそういう事情で、
時間だけはたっぷりあったんですね。

それで自分の住んでる地域は地元ケーブルテレビ局があって、
我が家もそれに加入していました。
だからヒマさえあれば、ケーブルテレビばかり見てました。
ちなみに当時まだパソコンはそれなりに普及してきた頃だけど、
自分はまだ持っておりませんでした。

そんなある日、「カートゥーンネットワークというのが開局する」
というのを、恐らくケーブルテレビの番組表で知ったのかな?
まあとにかく子供の頃からハンナ・バーベラ作品は見ていたし、
他にまだアニメ専門チャンネルも少なかったので
(確かキッズステーションはあったかな?アニマックスは無かったはず)、
まあちょこちょこと見ていたのです。

当時のカートゥーンネットワークは、それこそハンナ・バーベラ作品と、
あとはワーナー系の作品を一日中やってたと思います。
それこそ番組の間にも、「リッピーとハーディー」とか「ワニのワリー」
みたいな作品も、穴埋め的にやっていました。
そういうのをズッと見ていたのを覚えています。
あと日本アニメもあったかな?いくつかあったと思います。
いずれにしても再放送ばかりで、面白さよりはむしろ
懐かしさで見ていました

まあそんな感じで、ケーブルテレビの色んなチャンネルを見るかたわら、
カートゥーンネットワークも時々見ていました。
そして(データが確かならば)1年ほど経って、
「カートゥーンネットワークオリジナル作品登場!」という
宣伝が流れました。それが「デクスターズラボ」。

しかし当時はまだそこまで海外アニメが好きだったわけでは無く、
ハンナ・バーベラ作品は懐かしかったから見てるけど、
オリジナル新作とか特に興味も無いし、絵柄も独特なので、
特に興味がわかなかったんですね。「ふーん」って感じ。
だから「デクスターズラボ」の放送が始まっても、
最初の頃は見ていなかったです。

しばらくしたある日、カートゥーンネットワークをつけたら、
たまたま「デクスターズラボ」を放送していました。
今でもハッキリ覚えていますが、「見つめないで」のエピソードでした。
ただ誰が主人公かもわからないし、どういうシチュエーションなのかも分からない。
目のでかい女の子が主人公らしき少年(デクスター)に、
ただただつきまとっているだけだし、足の長い女の子(ディディ)が
最後に天使になって弓矢を打って終わり、というのも良くわかりませんでした。
その時の感想は「なんだこれ?」でしたね。

でもその中に何かちょっと惹かれる物があったんでしょうかね、
それからは「デクスターズラボ」をちょこちょこ見るようになりました。
デクスターとディディやラボなどの設定も分かるようになり、
段々と楽しむようになってきました。
でもこの時はまだ単純に「楽しんでいる」だけでした。

さてそこからまたしばらく経ってのこと。
時々「デクスターズラボ」を見るようになっていたのですが、
その時見たのが「謎のラボを持つ男」の回。
これがその後の運命を変えることになるのです。

元々「デクスターズラボ」は普段から理不尽だったり
シュールだったりするんですが、この回は冒頭の日常生活から
一気にデクスターの妄想とも言うべきスパイ映画の世界へと急展開。
そこでの活躍を経た上で、一気にいつもどおりの世界へと戻ってくる
そのセンスとテンポがとにかくスゴかったのです。
また劇中にあるカメラ手裏剣のアイデアに、本当に驚かされたんですよね。
飛んでくる写真を避けながらのアクション、そして壁に刺さった写真には
そのアクションが、一枚一枚映っているというアイデア。
まさに衝撃でした。カルチャーショックでした。
当時まだどこか海外アニメをバカにして見ていた自分の中の、
何かがガラガラと崩れ落ちるのがハッキリわかりました。

「これはこの作品に真剣に向き合わないといけないぞ」
と決意させられる事になったのです。

続きはまたそのうちに。

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