YouTubeで配信されていた「TVオバケてれもんじゃ」を見ていました。
この番組は、当時「ペットントン」が結構受けたのに気を良くして、
同じスタッフで制作され、なんとゴールデンタイムで放送された番組です。
しかし結局11回で打ち切りになってしまったという、
ある意味「伝説の番組」です。
特に1話では、若き日のとんねるずや羽賀研二、クラッシュギャルズなどが
出るので、そっちの方で有名かもしれませんね。
それで「打ち切り」になったからには「つまらない」番組だった、
と思うかもしれませんが…実は違うんですよね。すごい面白いんです。
当時のふしコメスタッフが超ノリノリで作ってるのがわかって、
ふしコメファンから見てもちょっと引いてしまうくらいに面白すぎる。
しかしこのノリが当時のゴールデンタイムの
視聴者に通じたかというと、そこはかなり疑問です。
やっぱりテレビというのは、ある程度薄めないといけないのかなあ、
と思うんですよね。
あと見ていて思ったのが、木の葉のこさんの存在感がスゴイ!
ふしコメってかなり独特なノリで、正直役者さん達も
慣れるまでにちょっと時間がかかると思うんですけど、
木の葉のこさんはもういきなりノリノリで、
番組に完全に馴染んじゃってる。
ある意味、後の柴田理恵さんよりもふしコメ向きの
人だったのかなあ、とも思います。
そして最終回についてなんですけど、上に書いたとおり打ち切りなんですよ。
だから現場はそれなりに大変だったと思うんだけど、
それでもそれなりに最終回っぽい脚本を出してくる
浦沢義雄さんが本当にスゴイ。
浦沢さんって「無生物」とか「中華料理」などの変な脚本で有名だけど、
でもこういう「打ち切りでもちゃんと最終回が書ける」などの
職人的な部分をもっと評価した方がいいんじゃないかなあ、と思います。
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