"特撮"カテゴリーの記事一覧
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YouTubeで配信されていた「TVオバケてれもんじゃ」を見ていました。
この番組は、当時「ペットントン」が結構受けたのに気を良くして、
同じスタッフで制作され、なんとゴールデンタイムで放送された番組です。
しかし結局11回で打ち切りになってしまったという、
ある意味「伝説の番組」です。
特に1話では、若き日のとんねるずや羽賀研二、クラッシュギャルズなどが
出るので、そっちの方で有名かもしれませんね。それで「打ち切り」になったからには「つまらない」番組だった、
と思うかもしれませんが…実は違うんですよね。すごい面白いんです。
当時のふしコメスタッフが超ノリノリで作ってるのがわかって、
ふしコメファンから見てもちょっと引いてしまうくらいに面白すぎる。
しかしこのノリが当時のゴールデンタイムの
視聴者に通じたかというと、そこはかなり疑問です。
やっぱりテレビというのは、ある程度薄めないといけないのかなあ、
と思うんですよね。あと見ていて思ったのが、木の葉のこさんの存在感がスゴイ!
ふしコメってかなり独特なノリで、正直役者さん達も
慣れるまでにちょっと時間がかかると思うんですけど、
木の葉のこさんはもういきなりノリノリで、
番組に完全に馴染んじゃってる。
ある意味、後の柴田理恵さんよりもふしコメ向きの
人だったのかなあ、とも思います。そして最終回についてなんですけど、上に書いたとおり打ち切りなんですよ。
だから現場はそれなりに大変だったと思うんだけど、
それでもそれなりに最終回っぽい脚本を出してくる
浦沢義雄さんが本当にスゴイ。
浦沢さんって「無生物」とか「中華料理」などの変な脚本で有名だけど、
でもこういう「打ち切りでもちゃんと最終回が書ける」などの
職人的な部分をもっと評価した方がいいんじゃないかなあ、と思います。PR -
時代劇専門チャンネルで4Kリマスター版が放送されてたので見てました。
やっぱ面白いですな。かなりレベル高い特撮技術が使われてるんですよね。
今は背景とかCGで作ったりするんだけど、
当時は「マット画」と呼ばれる「絵」でやっていたんですね。
その合成が本当にキレイで。
リマスターされてるんだけど、違和感が全く無いのがスゴイですわ。あと初期に悟空が如意棒を振り回しながら、
その如意棒が巨大化するシーンのアニメ合成があるんだけど、
全然違和感無くて、本当にスゴイ。
どうやってたんだろうなあ。個人的には一期目の「猛吹雪! 三蔵狂乱」がかなり好き。
猛吹雪という極限状態の中で、
「誰かが食べられないとみんな死ぬ」という話になって、
そこからの三人の掛け合いとか、
八戒を食べたと思い込んでおかしくなる三蔵とか、
かなり面白い話ですわ。オススメ。 -
「ゴジラ-1.0」を見てきましたよ。
面白かったですー。
巷では「ゴジ泣き」とかネタにされてたけど、
どっこいそれを逆手にとって、直球で泣かせに
来るあたりは、さすがと言うべきなのでしょうな。
人間ドラマが薄かった「シン・ゴジラ」と対象的なので、
その辺に注意して見るのも、いいかもしれません。CGも本当技術の進歩は素晴らしいですね。
真っ昼間にあんな怪獣を出しても、
違和感ひとつ無いのは、本当すごい。
ただ思ったよりゴジラの出番が少なかったのは、
ちょっと残念なところかな。しかしゴジラ映画も、随分と監督の色が
出る映画になったんですね。
やっぱり「シン・ゴジラ」が色々と
ブレークポイントだったのかな。ところで銀座のシーンでエキストラとして
橋爪功さんが出ていたんだけど、あれはどういう事なんだろう?
キャスト欄にも出てないし…。 -
見てきました。
今回は見る前からネットの反応とかを色々見ていたので、
どうだろうなーとちょっと心配していたんですけど、普通に楽しめました。
でもやっぱ「シン・ゴジラ」や「シン・ウルトラマン」ほどじゃなかったかな。
もっともこれは、そもそも自分が「仮面ライダー」というコンテンツに、
知識はあるけれど思い入れがあまり無いせいかもしれません。バイクのシーンは良かったですよね。
多分歴代で一番バイクにこだわってるんじゃないでしょうか。
疾走感とか風景とか、そういうのは流石だったと思います。アクションもまあ気合入ってるんですけど、
ただ気合入ってるシーンと入ってないシーンの差が、
結構極端なんですよね。これは予算とか時間の問題なのかもしれないけれども。
例えば最初のクモは文句無しのアクションなんだけど、
次のコウモリとかサソリとかほとんどコントのノリだったし、
ハチもビルの屋上で戦ってる割には背景が真っ暗だったりして、
なんか微妙。
せめて遠目にビルの光くらいついててもいいのに。あと気になったのは、音楽かなあ。
オリジナルの菊池俊輔先生のBGMを使うのはいいんだけど、
雰囲気がどうにも合ってないんですよね。
ストーリーが割りと暗い話で進んでいくのに、
戦闘シーンになると急にあの勇ましい音楽になっちゃうから、
ギャップが凄まじい。
特にエンディングでの仮面ライダーの挿入歌の三連発は、
これはちょっと一般人はついてけないんじゃないかなあ。
そう考えるとシン・ウルトラマンの時にオリジナル主題歌にしたのは、
とても正しい判断だったんだな、と改めて気付かされました。まあそれでも、十分楽しめた映画です。つくづくPG12なのが勿体ないと思います。
そして一番自分が気になったのは、
島本和彦版「スカルマン」との関係でしょうか。
これはたまたま自分が直前に、島本スカルマンを
読んでいたせいもあるんだけど、かなり似た作りになっているというか、
どうも相当意識して作ったんじゃないか、と思うんですよ。島本和彦と庵野秀明の関係については、
「アオイホノオ」などを読めばわかると思いますし、
「スカルマン」については一言でいうと
「仮面ライダーの元になった作品」という事です。
だから似てしまうのは分かるんだけど、
それにしてもちょっと引っかかる部分があるんですよね。例えば最後に登場する「0号」、
ニュアンスとしては完全にスカルマンのはずなんだけど、
デザインモチーフにイナズマンやV3やシャドームーンが乗せられてるの、
どうも違和感あるんですよね。本来であれば骸骨モチーフだけでいいのに。
素直にそれをやらなかったのは、
やっぱり島本和彦が「もらった」スカルマンに対し、
何らかの感情があったんじゃないかなあ、と思うんですよね。とにかく、今このタイミングで島本スカルマンが再販されてるの、
ある意味かなり奇跡的なタイミングだと思います。
個人的には大好きなマンガなので、興味ある方は是非。 -
いわゆる「ふしコメ」は未だソフト化されてない作品もありますし、
いわんやサントラなんて夢のまた夢なんて思っていたのですが、
なんと「覇悪怒組」と「魔隣組」のサントラが発売されました。
これはかなり嬉しい誤算。今回はあくまで音楽のみで、歌などは最低限の収録。
ただふしコメの歌関係は以前にCDが出ているので、
そちらと合わせれば完璧ですね。ところで「覇悪怒組」25話、「白骨沼の伝説」の回では、
どういうわけか「風雲ライオン丸」の「志乃の数え唄」が
挿入歌として使われています。それも本CDには収録されていますが、
どうやら覇悪怒組のために録音されていた模様。
しかし制作会社も原作者もまるで違うこの「志乃の数え唄」
何故使われたのか?それに関しては謎のままですね。
繋がりといえば放送局が同じくらいしか無いので、
この辺もいつか謎が解明されてほしいですね。ところで両作はまだソフト化されていないので、そっちも
なんとかしてほしいですねー。 -
You Tubeの手塚プロダクション公式チャンネルで
配信されていたので、見ました。
この作品が有名なのは、まず「実写」と「アニメーション」の
融合した作品であること。
それから現在「相棒」などで活躍中の、水谷豊の
デビュー作である、という二点だと思います。実写とアニメの融合ですが、実写で映像を撮影した上に
アニメーションを乗せているので、かなりの手間なのは
間違いないですし、見てるだけで大変そうなのが伝わってきます。
正直かなり挑戦的なことをしているので、そこは素直にすごいかなと。また水谷豊もデビュー作だけあって、まだ若い!
ただ随所に後の片鱗がうかがえるのが、面白いところ。また特に中盤なのですが、演出が妙に尖っている回があります。
なんというか、舞台とか演劇とかそういう雰囲気になっているんですが、
やたら広いセットなどもあったりして、
とにかく「新しい物を作るぞ」というのは、伝わってきます。ただ残念なところなんですが、まあこの「バンパイヤ」は
手塚治虫原作でマンガもあるんですが、そのマンガを読んだことある人は
ご存知のとおり、悪人であるロックが実質主人公みたいになっているために、
そのロックの悪事が全然バレずに進んでいくので、
毎回事件解決!みたいなカタルシスが一切無いんですよね。
一方主人公であるはずのトッペイは真実を言えず、
かなり苦しい立場だったりします。
回によってはトッペイが出ない回があったりと、
正直扱いはかなり悪い感じ。またスケジュールとか色々制作上でトラブルもあったみたいで、
20話からオリジナル展開になり、ロックの役者も一時交代したりと、
色々もったいない点があるのも事実。でも「実写とアニメの合成」はかなり見どころなので、
そこだけのために見てもいいかもです。というか実写だとロックがただの「女装好きの変態」にしか
見えないのは、ちょっと問題だよなーと。 -
もう公開から時間経って、見た人も増えてきただろうから、そろそろ。
という事で「シン・ウルトラマン」なんですが、
この映画、オリジナルのウルトラマンに対するオマージュが
いっぱい入ってて、そこはまあやっぱり流石なんですが、
でもそうしたオマージュとか「分かってる人」に向けたネタは、
実は本作を見るにあたって、逆に「ノイズ」になってしまってると思うんですよね。
ハッキリ言って、ウルトラマンとか見たことない、ほとんど知らない、
っていう人が見た方が、実にすんなり楽しめると思います。さきほど「過去作のオマージュ」とは書きましたけど、
もちろんオマージュしてる部分もあるんですが、
実はオマージュ「してない部分」があって、
そこが結構なポイントなのかなと。
例えば、真っ先に上がるのはカラータイマーの存在ですが、
でも本作でカラータイマーのネタはそこまで深堀りされるわけでも無いし、
「カラータイマーをどこかで出すのかな?」とか
思ってしまうと、逆に肩透かしをくらってしまうという。
マニアになるほど、そういう罠にかかってしまう構造なんですよね。他にもアレをやってるのにコレをやってないとか、
コレが出てるのになんでアレが出てないんだ、みたいなのが
いっぱいあります。でもそうした「出さなかった物」「やらなかった事」には
おそらくちゃんと事情とか考えがあっての事だと思うし、
無かったからといって、つまらなくなってるわけじゃない。
むしろちゃんと面白くなってるわけです。
なんというか、制作側の「取捨選択」が非常に上手いです。そういう意味で最初にも書きましたけど、ウルトラマンを見た事無い、
という人にほど、見てほしい作品になってます。 -
正直最初のあたりは微妙だったんだけど、
途中から結構面白くなってきました。
やっぱりこういうテレビってのは本当生き物だから、
途中で路線変更した方が面白くなる事があるんだよなあ。
でももうちょっと振り切っても良かったかもしれない。
そういう意味では、マッハバロンも見てみないとかな。牧れいさんがすごく美人でした。
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amazonのマイ★ヒーローで見ていました。
んんん、なんというか色んな意味で「無茶苦茶」という言葉が
似合う作品です。特にアクションの危険さは高くて、
見ていてかなりハラハラしました。
走ってるバイクから飛び降りる、とか止めようよ…。いやまあそういうアクションは「仮面ライダー」とかも
やっているんですけど、あっちはそういうプロの人達がやってる、
みたいな妙な安心感があるんですよね。
でもこっちは、もちろん本当に危険なアクションでは
代役立ててたりするんでしょうけど、普通に役者さん達が
アクションやってるシーンもかなり多くて、
本当にドキッとします。そういう意味では「面白い」とか「面白くない」とかじゃなくて、
単純に「すげえ…」って感想しか出てこないんですよね。
いや色んな意味で心臓に悪いです。