「日本最初のアニメは鉄腕アトムである」
という文章は、正しいようで間違っています。
アトム以前にも映画などで、アニメーションが作られています。
有名なところでは「桃太郎海の新兵」とか「くもとちゅうりっぷ」とかですね。
では「日本最初のTVアニメは鉄腕アトムである」
となるとどうなるか?
これは半分正しくて半分合っています。
厳密に言うと
「日本最初の国産TVアニメは鉄腕アトムである」が正解です。
実はこの「国産」という所がポイントで、
アトム以前にも日本ではTVアニメが放映されていたんですよね。
それは何かというと、海外アニメ。
「トムとジェリー」とかハンナ・バーベラ制作とか、
とにかくそういう海外アニメを輸入して、
日本でも放映してたんですよね。
だから鉄腕アトムは、国産第一号ではあるけれど、
日本で初めてテレビ放映したアニメ「ではない」んですよね。
さて海外アニメを放映するとなると、当然ですが
日本語への「吹き替え」の作業が発生します。
そう考えると、実は「声優」というお仕事は
アトム以前から存在する、という事になります。
これも当たり前なんですが、草創期のテレビでは
海外アニメのみならず、海外ドラマとかの吹き替えをやって
放映していたんですよね。
もちろん海外ドラマだけじゃなくて、当時のドラマなんかは
同時録音じゃなくて後で録音する、つまりアフレコの方が
主流だったわけですから、普通の俳優さんもアフレコは
当然やっていたわけです。
そういった中でアフレコに特化した俳優さんが出てきた。
それが今でいうところの「声優」ということなんですよね。
だからそういう時代からいらっしゃる声優さんは、
自分のことを「声優」と呼ばれるのを嫌っていた、
という話を聞くことがあります。
それは当然で元々は「俳優」だったわけですから、
あくまでも「俳優」の仕事として声だけの仕事をやっている、
という考えがあったんでしょうね。
とにかく面白いもので、「アニメの歴史」と「声優の歴史」って
必ずしもイコールにならないんですよね。
むしろイコールになったのは、本当にこの近年なんだと思います。
この辺、アニドウさんが出している同人誌
「僕らを育てた声」シリーズが面白いです。
古くから活躍されている声優さんへのインタビュー本なのですが、
まさにテレビ草創期の話とかが色々と読めて面白いです。
興味ある方は是非、というお話でした。
という文章は、正しいようで間違っています。
アトム以前にも映画などで、アニメーションが作られています。
有名なところでは「桃太郎海の新兵」とか「くもとちゅうりっぷ」とかですね。
では「日本最初のTVアニメは鉄腕アトムである」
となるとどうなるか?
これは半分正しくて半分合っています。
厳密に言うと
「日本最初の国産TVアニメは鉄腕アトムである」が正解です。
実はこの「国産」という所がポイントで、
アトム以前にも日本ではTVアニメが放映されていたんですよね。
それは何かというと、海外アニメ。
「トムとジェリー」とかハンナ・バーベラ制作とか、
とにかくそういう海外アニメを輸入して、
日本でも放映してたんですよね。
だから鉄腕アトムは、国産第一号ではあるけれど、
日本で初めてテレビ放映したアニメ「ではない」んですよね。
さて海外アニメを放映するとなると、当然ですが
日本語への「吹き替え」の作業が発生します。
そう考えると、実は「声優」というお仕事は
アトム以前から存在する、という事になります。
これも当たり前なんですが、草創期のテレビでは
海外アニメのみならず、海外ドラマとかの吹き替えをやって
放映していたんですよね。
もちろん海外ドラマだけじゃなくて、当時のドラマなんかは
同時録音じゃなくて後で録音する、つまりアフレコの方が
主流だったわけですから、普通の俳優さんもアフレコは
当然やっていたわけです。
そういった中でアフレコに特化した俳優さんが出てきた。
それが今でいうところの「声優」ということなんですよね。
だからそういう時代からいらっしゃる声優さんは、
自分のことを「声優」と呼ばれるのを嫌っていた、
という話を聞くことがあります。
それは当然で元々は「俳優」だったわけですから、
あくまでも「俳優」の仕事として声だけの仕事をやっている、
という考えがあったんでしょうね。
とにかく面白いもので、「アニメの歴史」と「声優の歴史」って
必ずしもイコールにならないんですよね。
むしろイコールになったのは、本当にこの近年なんだと思います。
この辺、アニドウさんが出している同人誌
「僕らを育てた声」シリーズが面白いです。
古くから活躍されている声優さんへのインタビュー本なのですが、
まさにテレビ草創期の話とかが色々と読めて面白いです。
興味ある方は是非、というお話でした。
PR
コメント