"ジョジョ"カテゴリーの記事一覧
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12月27~29日までやってたドラマ版の話。
昨年のドラマ版が好評だったから、またやるだろうな、
とは思っていたんですよね。
ただそこでジョジョ本編の「チープトリック」を実写化する、
と知って、さすがに驚きました。
だってこのドラマ版だと「スタンド」という概念を出していないから、
そこをどう処理するのか疑問だったんですよね
(露伴はヘブンズドアーを使えるけど「スタンド」とは呼称していない)。
だから今回は特にチープトリックが一番楽しみでしたね。いやあ、完全にやられましたわ。
「スタンド」という概念を出さずにチープトリックの話を
あそこまで忠実に再現できるとは!元々「スタンド」自体が「超能力」の言い換えという面はあるから、
それを「妖怪」に言い換えても、全然通じてしまうんですな。
そして全体を通じて出てくる「六壁坂」の「坂」から
「黄泉平坂」を連想して、そこを「振り返ってはいけない小道」に
繋げるという見事な構成!いや感服しましたわ。そしてチープトリック本体はどうするのかと思ってたら、
まさかの役者がそのまま演じるという方式。
しかしだからこそ逆に怖くなっているというのが、
もう本当にスゴイ。今回はこの「チープトリック」が見れただけで、十分満足です。
そしてこの調子で、チンチロリンとかジャンケンの話も
実写化してほしいなあ、と思う次第であります。PR -
正直なんとかまとまったかな、という感じです。
ただ途中で明らかに投げちゃったもの(作並カレラとか)や、
もっと早くから出しておけば良かったんじゃないか
ってもの(豆銑さんとか透龍とか花都とか)もあるので、
あまり手放しには褒められないよなあ、とは思います。
それでもあそこまでまとめたのは、まあ良かったのかなと。
ジョジョリオンって東日本大震災の直後から始まってて、
テーマ的には「土地と人」との関わりを
出していたんだと思うんですよね。
劇中ではそれらは「呪い」として表現されていたけど。
だから多分本当は、初期に出てきたカツアゲロードみたいに、
その土地にまつわる怪異とか怪奇現象を
描いていきたかったんだと思うんですよね。
ただそれだと分かりにくくなるので、
そうした「土地」を具現化した、岩人間とか岩生物を出してきた。
それでも伝わりづらかったとは思います。
あと以前も書いたかもしれないけど、舞台を「杜王町」に
した事で、伝わらなかった部分が確実にあると思うんですよね。
ジョジョファンにとっては「杜王町」って、4部の仗助とかが
守ってきた大切な土地。
でもこのジョジョリオンにとっては「杜王町」は
襲ってくる対象そのものだったんですよ。
震災もそうした「土地」に襲われるってことですしね。
その辺で昔からのファンほど、引っかかったんじゃないかなと。
それで結局面白かったか?と聞かれると…
う~ん…って感じですね。
ポイントポイントではいい部分もあるんですけど、
全体通すとやっぱり長いというか、
ポイントがぼやけちゃってるというか。
次の作品はちょっと様子見かな、と思います。 -
たまにはジョジョの話でも。
ジョジョ4部というと、ファンの間でたびたび話題になる、
仗助の髪型の元となったリーゼントの少年。
岸辺露伴の時に語られたエピソードに登場します。
子供の時の仗助を助けた不良で、
それが実はなんらかの方法で過去に戻った仗助自身なのでは?
とたびたび考察されていましたが、
現在では作者である荒木先生本人から否定されています。
ただ
自分はジョジョ4部も当然連載当時から読んでいて、
その時は「これは過去に戻った仗助だなー」と
ハッキリと思っていたんですよね。
今では否定されてますが、あくまでも当時の読者だった自分は
どうしてそう思ったのか?という観点から説明していきたいと思います。
まず直前の3部のラスボス、つまりDIOの能力が
「時間を止める能力」だったということ。
そうなると4部のボスも、時間を操るなんらかの
能力を持っているのでは無いか?と推理されます。
ちなみにこの段階では、まだ吉良吉影は
その存在すらありませんでした。
だから誰がラスボスなのかは全くわからない状態ですが、
とにかくラスボスとの戦いの時にその能力で、
仗助が過去に送られたのでは無いか?
と考えてしまうのは無理もないでしょう。
更にダメ押し的にそのリーゼントの少年は
明らかに青あざや切り傷があって
唇からは血がにじんでいたからです
今殴り合いでもしてきたぞという感じなのです
と書かれてしまっては、なおさらこのリーゼントの少年が
ラスボスとの戦闘で過去に飛ばされた仗助なのでは?と
思ってしまいますよね。当然ですよね。
またこのエピソードが描かれた岸辺露伴登場編というのは、
音石明の事件が一段落した直後、
つまりそろそろラストバトルへの伏線などを
張り始める頃だった、というのもポイントです。
更に、これは多分自分だけの説だと思うんですが、
仗助のスタンド能力である「治す」って、
実は「時間を戻す」のと同義だと思いませんか?
「傷を元の状態に戻す」
「料理に入っているスタンドを元の状態に戻す」
「コンクリートをコールタールの状態に戻す」
これ全部仗助がやってるんですよね。
つまり「時間を過去へ戻す能力」はラスボスでは無く、
仗助の能力だったのでは?仗助は過去へ戻って
街そのものを治そうとしたのでは?
という考察(妄想)もできるんですよね。
これら事から、当時の自分はこのリーゼントの少年を、
ラスボスとの戦闘中(後?)に過去へ
飛んでしまった仗助本人なのでは?と予想していました。
もちろん、そうしたシーンは一切描かれていません。
最初に書いたように、作者本人がきっぱり否定しています。
だからこれ以上の妄想は意味をなしません。
でも
もしかして最初はそういう予定だったでのは?
途中で忘れてしまったのでは?
考えていたけど上手くいかなかったのでは?
と、どうしても考えてしまいますよね。
そこはもう考えても仕方ないことなのですけれどもね。 -
前にも書いたようにジョジョはずっと読んでいて、
今の「ジョジョリオン」も読んでいるんですが、
正直ちょっと微妙かな~、と思ってたんですよ。
まず主人公の定助が記憶喪失で、
いまいち感情移入できない。
それから舞台となる杜王町が、名前こそ4部と同じですけど、
正直どういう街なのか良くわからない。
読んでてもいまいち「住んでみたい」とか思わないんですよね。
でもある時ふと気づいたんですよ。
4部の時は「街を守る」のがテーマだったけど、
このジョジョリオンでは実は「街に襲われる」が
テーマだったんだなって。
そう考えると割と納得いくんですよね。
自分は記憶喪失で、誰にも頼ることが出来ない。
更に街の有名人や名士が実はスタンド使いで、次々に襲われる。
つまり「街に襲われる」ってことなんですよね。
だったら「ここに住みたいな」と思わせるような描き方を
してなくて当然なんですよね。
それに気づくと展開にも割と納得がいくというか、
なるほどなという感じがするんですよね。
それから今の展開は「医者」が敵になっているんですけど、
そういうお医者さんとかが敵になってるのって、
どうなんだろうな?と思ってたんですよ。
でも今みたいにコロナが流行しているような時に
「医者が敵」ってのは、考えるとすごい恐ろしいことだし、
それをコロナの少し前から出してきてる、ってのは
実はやっぱりすごい事やってたのかなと。うーん。
ようやくクライマックスなので、もう少し辛抱して
見守ろうかなと思ってます。 -
コメントでも書きましたけど、ジョジョは2部連載当時から
ずっと読み続けているので、それなりのファンではあるんですよね。
だからこそずっと思ってるのが、1部と2部のアニメを
作り直してほしいなあ、ってこと。
1部2部のアニメはまだ立ち上げ段階で、
この後どうなるかわからなかったから、
結構細かい部分がはしょられて、
ちょっと総集編っぽくなっちゃってるのが残念なんですよねー。
特に1部と2部は特になんども読み返してるから、セリフとか
ほとんど頭の中に入ってるんですけど、
本筋に関係ないような、ちょっとしたセリフとかシーンが
カットされちゃってて、もう本当に歯がゆいです。
1部2部、それぞれ26話ずつで作り直してほしいんだよなあ。
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そういえばジョジョ6部にあたる「ストーンオーシャン」が
アニメ化するそうで。
ただ「ストーンオーシャン」って、良く言えば
型に囚われない先が読めない話、なんだけど、
悪く言うと後先考えずに描いていった結果色々おかしな事になっちゃった、
典型例だと思うんだよなあ。
アナスイが初登場時に女だったのは有名だけど、
他にはマンハッタン・トランスファー辺りは、途中まで描いて
「やっぱやめた」っていきなり変えちゃってる感がすごい。
他にもスタンドのルールがかなり複雑になってきてるんで、
非常に分かりづらい話が多いんですよね。
その辺どうするんだろう。