ティム・バートンが監督した、1989年のバットマン。
もはや説明は無いでしょうが、現在のバットマンの
「ダークな雰囲気」は、ここから始まったと言っても
過言では無いでしょう。
実は今まで見たこと無かったのですが、
先日テレビで放映してたので、せっかくのチャンスだと
思って見ておきました。
確かにダークな雰囲気とリアルな造形は、
まさに魅力あるゴッサムシティを生み出していて、
熱狂的なファンがいるのもうなずけます。
そして現在我々が良く知る「バットマン」が、
まさにここから広まったんだな、と言ってしまっていいでしょう。
でもちょっと気になったことがひとつ。
確かに「ダーク」で「リアル」な雰囲気なんですけど、
それまでのバットマンが持っていた「荒唐無稽」という要素を、
実はこの映画では捨てていないのかな、と気づきました。
見てると結構「あれ、ここは笑うところなのか?」みたいな
シーンが多いと思うんですよね。
特にラスト、ジョーカーが落下した時に
ジョーカーの形に穴が空いてるのは、
あれはもう「ギャグ」だと言っていいんじゃないでしょうかね?
実にワーナー的なギャグだと言えるかもしれません。
ただこうした「荒唐無稽」な要素は、
以後はあまり拾われなくなっていき、
結果として「ブレイブ&ボールド」になって
ようやく再注目されてきたのでは無いかな、と思います。
テレビで見たせいか、微妙にシーンの繋がりが悪くて、
おそらくカットされているんだろうな、と思いました。
いずれちゃんと全部見たいと思います。
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