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「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」もかなりヒットしてるようで、
興行成績の記録がどんどん塗り替えられていますね。
ところで「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」は
日本アニメなのでしょうか?海外アニメなのでしょうか??制作はイルミネーションなので海外アニメのように思いますが、
でもどうも制作にかなり任天堂がガッツリと絡んでいる様子。
マリオというキャラクターも、元々は日本のキャラクターなので、
そういった意味では日本アニメに入れてもいいかもしれません。
いずれにしても、かなり難しい問題だと思います。この「日本アニメ・海外アニメどっちなのか?」という問題は、
実はもう結構前からあるんですよねえ。
そもそも「トランスフォーマー」からして、
制作は日本の東映アニメーションですし、
またキャラクターは海外だけど、その原型を作ったのは日本ですし。
となると単純に「海外アニメ」とも括れなくなります。そうでなくても最近の日本アニメは
その作画の多くを海外に下請けに出しています。
となると海外で作っているわけだから、海外アニメなの?などなど、グローバル化にともなって
かなりややこしい問題になっているのは間違いありません。
この辺下手に定義すると、思わぬ作品が漏れてしまったりするので、
かなり曖昧なまま考えた方がいいのかなあ、とも思います。PR -
最近すっかり小山田いくにハマちゃって、
色々と読んでいます。どちらもハートフルな作風なので、
「すくらっぷ・ブック」から入った読者には、入りやすいかも。
しかしそうか「マリオネット師」でスリを題材にしたのは、
電車繋がりってことだったんだな。 -
見てきました。
本当にスーパーマリオ以上でも以下でも無い映画です。
そういった意味では、実にわかりやすいし、
その割り切り方が見事です。
だからといってつまらないわけじゃなくって、
ちゃんと一本の映画として楽しめます。
ゲームを知らなくても分かるし、
知っていればより楽しめる、というバランスはかなり見事。各キャラクターの新しい描写は、映画だから出来たんでしょうけど、
特にマリオの両親などは、今まで見た事が無かったのでかなり驚き。
ピーチ姫の出自についても、今後ゲームとかに反映されていくのかなあ。中盤出てくる青いヘルメットの亀が
あまり見たこと無いキャラだったんで、
こんなのゲームにいたかなあ?と思ったら…
いたよ!お前だったのかよ!となるのは、
本当に嬉しいサプライズだったと思います。という事で評判通りの面白さだったと思います。
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そういえば22日からCNでバットマン、
いわゆるアニメイテッドシリーズ版が放送されるんですよね。
これはかなり面白いので、チェックしたいと思いますわ。 -
「64」はDSでやったし「サンシャイン」は開始早々酔ったので
「ギャラクシー」をプレイしてました。まあ内容は今更説明の必要も無いと思うんですが、
球体の上を操作する、というのはかなり面白いプレイ感覚でしたねー。
ただ時々上下が分からなくなるのが、ちょっと難点。
あと水中での操作がかなり難しいのが、残念でしたね。これがデビューとなるロゼッタも、なかなかミステリアスで
ちょっと今までに無いようなキャラクターで良かったです。後半面はかなり難しいので、一通りクリアするまでは
やりましたが、難易度自体は結構低い方だと思います。
そろそろ「マリオオデッセイ」にも手を出したいんだよな…。 -
以前録画してあったのを、ようやく見ました。
まずガッパ。ガッパはずいぶん以前に見た事はあるんですよね。
でまあ内容としては、ガッパが「親子」というのが
話のポイントではあるんだけど、逆に言うと
オリジナリティがあるのはそこくらいで、それ以外は
割りとオーソドックスな怪獣物。
「キングコング対ゴジラ」とか「モスラ対ゴジラ」を
どうしても思い出しちゃう。
でも特撮も十分出来がいいので、安心して見れる作品ではあります。次のギララは初めて見たんだけど…これ結構困るなあ。
前半の宇宙船や月面基地の描き方に結構力入ってる割には、
その力の入り方が妙な事になってて。
何故か月面基地で檜風呂なんかに入っちゃってる
トンデモシーンがあるんだけど、
深く考えればそれだけ科学が進んだとも取れるし、
色々判断に困ります。ギララはデザインはかっこいいんだけど、
本当にただ暴れているだけで、
いまいち面白みが無いというか。
いや面白みが無い理由は、割りとハッキリしてるんですよ。
この映画、面白そうなシチュエーションとかを
どういうわけか映さないんですよね。例えばギララは宇宙船に付着していた発光体から生まれるんだけど、
その生まれるシーンが描かれないんですよね。
普通だったら発光体を割ってその中から小さいギララが出てきて…
とかやりそうなんだけど、何故かやらない。
気がついたら「発光体が割れていて中から何かが出てきていた」って
セリフだけで終わっちゃう。クライマックスもそうで、登場人物の一人が落ちてきた瓦礫に
足を挟まれた、でもギララが迫ってきている、どうする!
って状況があって、みんなで賢明に瓦礫をどかそうとするんだけど、
気がつくと次のシーンではもう瓦礫がどかされた事になってる。
瓦礫から抜け出した時が描かれないんですよね。
そういう「肝心なところが描かれない」のが結構多くて、
見ていてなんだか「?」となってしまう。更に最後は登場人物の一人のかなわぬ恋愛で締められていて、
これってそういう話だったの????とビックリしてしまいます。ギララの造形とか設定は悪くないし、
特撮もまあ十分見られるんだけど、ストーリーのそういう所が
なんかいちいちズレちゃっていて、
ちょっと「トンデモ」の領域に入ってる映画かなあ、
と思います<「宇宙大怪獣ギララ」 -
そういえば「ジョジョはアニメシリーズ(2012年スタートの)が始まるまで人気なかった」という偽史が広まり始めてるようで、アニメ雑誌の投稿欄等で80年代から盛り上がってた皆さん出番ですよ。
— うめ(コーンウォール派)〓〓♣️❄ (@umemasa4) April 15, 2023Twitterでこういう話題があったので
その回答としてこう書いたんですよね。だから「ジョジョはアニメになるまで人気無かった」ははっきり「ノー」だけど、「連載当時から大人気だった」も「ノー」って答えになっちゃうよな。ジャンプ的には二軍くらいの扱いだったんじゃないかなあ。ただ一軍がメチャクチャ強すぎるんだけど。
— ルゥ (@LOUMOGU) April 17, 2023ただまあ色々と説明が必要そうなので、
ここで当時を思い出しがてら追記しときます。そもそもの話として「人気があった」がどのくらいの規模なのか、
というのが結構人によって違うのかな、って気はするんですよね。
実際あの当時の「少年ジャンプ」の人気作品ってそれこそTVアニメ化して、
映画にもなってコミックスがバンバン売れて、
更にはテレビゲームとかにもなっていた、レベルだと思うんですよね。
でも「ジョジョ」の場合、そういった目に見える形での「人気」と
呼べるほどでは無かったと思います。
アニメだって後年になってからのOVAだし、ゲームも
スーファミの時にあったけど、それよりはむしろカプコンが作った
格闘ゲームの方が話題になってたはず。
あれも3部モチーフだけど、出たのは5部くらいの時だっけ?
だから「大人気だった」とは言い難い。じゃあ「人気が無かったのか?」と言われると、それも違うんですよね。
実際連載は続いていたわけだし、セリフとか良くネタにされていたし。
だからそういう意味では「コアなファンがついていたくらい人気だった」
というのが正しい見方なのかな、と思います。では何か当時の客観的な人気を見る方法は無いのか?
この「ジャジャン研」というサイトでは、当時のジャンプマンガの
雑誌掲載順を見ることが出来ます。素晴らしい。
少年ジャンプの雑誌掲載順は人気に比例している、とは良く言われるので、
かなり参考になるとは思います。ただそれも「絶対」では無いので、
あくまで参考程度ですけど。そこでジョジョの奇妙な冒険の連載順ですが、
こうして見るとジャンプ本誌の半分からちょっと後くらいが
平均位置で、時々思い出したように巻頭カラーに来ている、
というのが分かると思います。これ実際自分の当時の記憶、
「ジョジョって時々巻頭カラーやるよなー」というのとマッチしてるんですよね。
掲載順平均がそんな高くないのに時々巻頭カラーになる理由は
ちょっと分かりませんが、コアなファン層がいたと考えると、
そうした層へのアピールだったのかも?と想像することが出来ます。ただこの順番良く見ると、5部後半からどんどんと順位が下がってきてるんですよね。
そしてこれがストーンオーシャンの掲載順になると
もうかなり下がってきてるのが分かると思います。
巻頭カラーもかなり少なくなってきてる。この辺はもう想像するしか無いんですが、
6部が始まるくらいには人気が下がり始めてたし、
またコミックスも仕切り直しをしたい、みたいな理由で
それまでつけていなかった「ストーンオーシャン」という
副題みたいなのをつけたのかなと。
それでもダメだったので、一旦「ジョジョの奇妙な冒険」というタイトルは
外して、「スティール・ボール・ラン」を始めたのかも?
という事情が見え隠れするように思います。結局「スティール・ボール・ラン」の途中で掲載誌を
少年ジャンプからウルトラジャンプに移すわけですけど、
いわゆる「ジョジョ立ち」とかのネットミームは、
この辺から盛り上がってきたように記憶しています。
そしてウルトラジャンプに移って以降は、
今ではあまり語られない1部映画とか、テレビアニメシリーズとかの
メディア展開を積極的にやるようになった、という流れだと思います。だから結局さっきも書いたようにコアなファン、熱狂的なファンが
ついていた作品で、当時のジャンプとしては中堅どころの扱いだった作品。
なので全く人気が無かったわけじゃないけど、
そうじゃない一般層への訴求はいまいちだった、みたいな
評価で収まると思うんですよね。ところでジョジョの人気あるいは評価って実は時代で結構違う、とも思うんですよね。
1~2部の頃は「変なセリフ」が出てくる、イロモノ・キワモノ系のマンガ。
3~4部は「スタンド能力」が活躍するアクションマンガ。
5部以降はキャラクター達の運命を読むストーリーマンガ。
というふうに、結構変わってきてると思います。
実際自分は一番人気は3~4部なのかなあ、と思っていたんですが、
最近の若い人はどちらかというと、5部以降が好きみたいですね。
この辺は時代の流れということなのでしょうか。面白い所です。 -
Kindleでセールやってたので、読んでました。
子供の頃読んでいたので懐かしかったのですが、
それ以上にいくつか発見がありました。まずやはり鳥山明先生はとにかく絵が上手い!
これはもう万人が認めるところと思います。
ドラゴンボールの時はアクションに振っていて、結構荒いところもあるのですが、
Dr.スランプはまだ荒れてなくて、鳥山明の本気の絵の上手さを
十分堪能できます。いや本当に毎回の扉絵とかスゴイっすよ。そして結構毎回のように、新発明とか新キャラを
出していたんだな、というのに気づきました。
とにかく新しい物を出して、どんどんと目先を変えて、
読者の興味を惹いていこうという事だったのだと思いますが、
これは少年ジャンプだからこそのやり方だとも言えます。逆にちょっと意外に思ったのが、ストーリーが
それほど上手いわけでは無い、という事。
正直ストーリーに関しては、中の上レベルかなという気がします。
実際発明品を作ってそれの説明だけで終わってしまう回とかありますし、
「起承転結」の「転」くらいで終わる話も、結構あって、
「え?もう終わり?」となる事が多々あります。
この辺はページ数の関係もあるのでしょうが、ちょっと物足りなく思います。しかしそれを超絶上手い絵と豊富なキャラクターでぶっちぎって
見せている、というのはそれはそれでスゴイことだと思います。
だから「ドラゴンボール」みたいにひたすら新キャラを出して
戦っていく、というやり方は、実は鳥山明には合っていたのかな、と思います。「Dr.スランプ」って最初集英社側がアニメ化を渋った、って話があって、
その理由も色々言われているんですが、こうして見ると編集サイドとしては
早々に息切れするかもしれないから、アニメ化はちょっと怖いな…
と思っていたのかもしれないですな。
でも逆にアニメにすることで、アニメの話を参考にしたりも出来ただろうし、
アニメサイドは豊富なキャラでオリジナルエピソードを作れただろうから、
すごいいい関係だったのかもしれないですね。ところで子供の頃はどうして千兵衛さんと山吹先生が
唐突に結婚したのかイマイチ分かってなかったんだけど、
実はアラレが高校に進学すると中学教師である山吹先生の
出番が無くなってしまうから、それを解消するために結婚させた、
という事に気づきました。
実際二人が結婚してすぐ、アラレは高校進学するんですよね。まあとにかく絵を見ているだけでも、十分面白い作品です。
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先日「視聴率15%を保証します!」という本を読んでいました。
読んだ目的は別にあったのですが、その中に以下のような
内容が書かれていました。私がアニメのテレビシリーズに最初に関わったのはアメリカのアニメ制作会社であるハンナ・バーベラ社の『 Wacky Races(奇妙な自動車レース)』ですが、この番組番組を昭和 45 年(1970年)4月から月曜夜7時半枠で放送した時は、自動車を扱ったメルヘン的な映画『チキ・チキ・バン・バン』が公開された後であり、なおかつガソリン販売会社のCMで「オー、モーレツ」という言葉が流行っていた時だったので、『 Wacky Races』を日本語タイトルで『チキチキマシン猛レース』として放送しました。
はてこの話は確か「チキチキマシン猛レース」の吹き替え・制作を担当された
高桑慎一郎さんの著書「ケンケンと愉快な仲間たち」で否定されてたはず。
以下が該当箇所の抜き出しになります。「チキチキ」というのはカードゲームをやっているときの、いいカードが来るようにお願いするときのおまじないですよ。カードを手にもって願をかけんがら「キチキチキチキ」ってやったもんです。
(中略)
この後、有名な映画の「チキ・チキ・バン・バン」が公開されたんです。(中略)原題は「チリチリバンバン」ですから。さて一体どちらを信じればいいのでしょうか?
こういう時は落ち着いて、まずは「チキチキマシン」の放送日を調べましょう。
するとチキチキマシンの制作は1968年ですが、
日本で放送されたのは1970年だという事がわかります。
一方の「チキ・チキ・バン・バン」ですが、こちらも制作が
1968年ですが、日本での公開も1968年となります。
つまり日本では「チキチキマシン」の方が「チキ・チキ・バン・バン」よりも
後に放送された、という事になります。
なので先述の「チキ・チキ・バン・バンからタイトルを取った」という説は、
十分に可能性はあったし否定できない、という事になります。
これはもう高桑慎一郎さんが勘違いしていた、という事になるでしょう。実は自分も一時期高桑さんの記述を信じていて、色々広めていた事があるんですが、
それは間違っていたと訂正します。
いやあやっぱり資料はちゃんと調べないとダメですね。 -
ストーンオーシャンのアニメを見終わりました。
うーん…やっぱりラストの辺りは良くわかんないんですよねえ。
エンポリオが到着した世界はまず今までいた世界で無いのは確定で、
それでいてプッチが作った世界でも無い、ってことなんですよねえ。
そうなるとまた別の世界ってことなんだろうか。
大体徐倫はいないけどアイリーンがいる、ってのも
分かったような分かんないような話。またアニメだと最後のシーンでフー・ファイターズの姿が
出てきてるけど、マンガだと描かれてないんですよ。
「降っている雨がフー・ファイターズを現してる」みたいな
話もあるけど、それは結局ファンの考察にすぎないと思います。
多分ここ描いた時、荒木先生はフー・ファイターズを
忘れてたんじゃないかなあ、とか思ってます。そういった事も含めてなんかストーンオーシャンの最後のあたり、
編集部と何かあったんじゃないかなあ、と思うんですよね。
まずコミックスの最後2巻が、なんか妙に分厚い。
それでいて最終巻には描き足しもあるし
(最後の見開きとその直前のアリのシーンが描き足しだと思う)、
本当はもう1冊分くらい話が入る予定だったんじゃないか?
と思っちゃうんですよね。
もしかしたら編集部から「早く終わらせてほしい」みたいな
要望があったのかもしれない。
そして次作の「スティール・ボール・ラン」も、連載当初は
「ジョジョ」の名前はつかないって話だったのに、
そこに更に掲載雑誌の変更があって、その後結局「ジョジョ」のシリーズに
正式に入れられる、ってのもなんか混乱が見て取れるんですよね。しかしそうかストーンオーシャンも、もう20年前のマンガなんすね。
さすがに20年前のマンガにあれこれ言うのも、野暮ってもんかなあ。