"トランスフォーマー全般"カテゴリーの記事一覧
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前回トランスフォーマーの記事を書いた関係で、
ちょっと思い出したこと。「2010」15話に「戦いか死か?!」って話があるんですよ。
前回記事でもちょっと触れたんですけど。
その話の舞台となるのが
「かつて何万年も前に争いを嫌い、セイバートロン星から
離れていったトランスフォーマー達が住む惑星パラドロン」
なんですよね。
でもこの設定って、次作である
「トランスフォーマー ザ・ヘッドマスターズ」(以下「ヘッドマスターズ」)と
かなり被ってるんですよ。
「ヘッドマスターズ」にも
「かつて何万年も前に争いを嫌い、セイバートロン星から
離れていったトランスフォーマー達が住むマスター星」
という設定があるんですよね。そして更にこの回、ラストで惑星パラドロンが
人為的に爆発されるんだけど、
「ヘッドマスターズ」において「惑星爆発」というのは
実は中盤のかなり重要なキーワードとなっています。何が言いたいかというと、「ヘッドマスターズ」の構成を
頼まれた藤川桂介さんは、依頼があった時に
まずこの辺りのエピソードを見て、参考にしたんじゃないかなあ?
という妄想です。そういう視点で見ていくと、次の16話である
「スタースクリームの復活」では、ラストで
ユニクロンがセイバートロン星をボディにしようとする描写が
あるんですが、これはまさしくヘッドオンなんじゃないかと。
「ヘッドマスターズ」でも、ガルバトロンが地球に
ヘッドオンしようとする描写がありました。また少し前、「ビックリパーティー」の回では、
ダニエルとウィーリーのコンビが活躍しますが、
実は「2010」ではこのコンビが活躍することは
ほとんどありません。
しかし「ヘッドマスターズ」では、この2人はほぼ毎回のように
一緒に出てきています。う~ん、なんかこの辺りちょっと怪しいんですよねえ。
「2010」のこの辺が日本で放送されたのが、87年の2~3月くらい。
「ヘッドマスターズ」が放送開始したのが、87年の7月。
次番組の企画を立ち上げる時期的にも丁度いい頃合いなんですよねえ。
やっぱり藤川桂介さんは、「2010」のこの辺を見て、
そのイメージを膨らませていったんじゃないのかな?PR -
「トランスフォーマー2010」(以下「2010」)は異色のシリーズである。
「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」(以下初代)にも異色回は存在したが、
「2010」は毎回がその異色回レベルだと言っても過言では無い。
そして改めて「2010」を見ていくと、実は「狂気」というキーワードが多くある事に気付かされる。「2010」で狂気というと、ほとんどの人はガルバトロンを思い出すだろう。
「初代」での破壊大帝メガトロンと同一人物でありながら、
暴力と破壊衝動に支配されてしまったその姿は、まさに狂気そのものである。
「クモの巣惑星」のエピソードは、ガルバトロンの狂気が実に良くうかがえるエピソードであるし、
「2010」を代表する話だと言ってもいいだろう。
しかしこの「狂気」は、何もガルバトロンに限った話では無いのだ。
同じデストロンのサイクロナスも、ガルバトロンを「狂信」している。
アニマトロンやテラートロンなどは、「野生」のカオスを纏った狂気だ。デストロンだけでは無い。サイバトロンも実に多くのキャラが、狂気にとらわれている。
常にテレビばかり見ているジャンキオンのレックガーなどは、まさにその代表格だろう。
何を言っているのか分からないブラーの早口は、見る人にとっては間違いなく狂気だ。
チャーの狂気は、過去に囚われその思い出ばかりを話す事であろう。
そして実はロディマスコンボイですら、狂気に蝕まれているのだ。「戦いか死か?!」のラストで、デストロンに占拠された惑星パラドロンを
「平和のため」という理由で爆破するロディマスの行動は、
まさに狂気ゆえと言えるのでは無いだろうか。
ロディマスはマトリクスという「叡智」を受け継いだことで
悩むようになり、孤独な狂気に囚われてしまったのだ。
そしてもう一人、デストロンでありながらマトリクスを得たスカージは、
狂気の暴走を始めてしまった。「叡智」ですら狂気となり得るのだ。この狂気をもたらした者は、星間帝王ユニクロンだ。
巨大な惑星がロボットにトランスフォームする、というのは
実に馬鹿げているし、まさに狂気そのものだと言えるだろう。
そう「2010」とはユニクロンによってもたらされた狂気を
どう克服していくか、という話なのだ。そしてユニクロンにもたらされた狂気は、
「2010」最終エピソードで登場した宇宙ペストによって、宇宙中に広まってしまった。
その危機を救ったのは復活したコンボイと、彼の手に再び戻ってきたマトリクスである。
叡智の光により宇宙ペストは滅び、また狂気も消えていった。
最終回でかのガルバトロンが理性的に振る舞っていたのが、その証拠であろう。こうして見ていくと「2010」とは、ユニクロンによってもたらされた狂気から
いかにして復興していくか、という話だったのでは無いか、と気付かされる。「狂気」と「理性」の狭間の物語、それが「2010」なのだ。
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「トランスフォーマーONE」を見てきました。
かなり面白かったですねー。
オプティマスとメガトロンの過去については
色々設定が錯綜してるみたいなので、
今後はこれがスタンダードになっていくのかな?ただ個人的には初代TF世代なので、
コンボイとメガトロンが「同世代」の友達、って設定は
ちょっと馴染みづらい所があるんですよね。
初代だとあの二人、そこそこ年の差があるはずなんですよね。
まあでもそこはしょうがないのかな。あとはとにかく小ネタが多くて、
かなりのマニアでも全部把握できないんじゃないでしょうか。
スタースクリームの声が高くなるのとか、
多分初代原語版のスタースクリームが高い声なのを
受けてのネタなんでしょうけど、
でも特に日本でそれが分かる人って、かなり少ないのでは無いかしら。あとセンチネルプライムのデザインが、
どうも「V(ビクトリー)」に出てきたデスザラスを
彷彿とさせるんだけれど、気の所為かなあ?トランスフォーマー博は結局行けなかったけど、
まあ映画が面白かったから良しとしましょうか。 -
「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」(以下「初代TF」)が
配信で盛り上がってるので、ここらでいっちょ初代の魅力について
まとめておきたいな、と思いました。スピード感とテンポ溢れるストーリー展開
初代TFの魅力の一つとして、まずそのストーリーが挙げられるでしょう。
海外アニメはただでさえストーリー展開が濃いのだけれど、
それに輪をかけた濃密なストーリーが展開されます。
「アトランティス浮上!」では30分の間に、
アトランティス帝国の浮上からワシントン征服、
そしてアトランティスの撤退と崩壊までが描かれ、
どう考えても90分の映画クラスのストーリーが展開。
他にも「タイムトラベラー」では、
今で言うところ「異世界転生」をトランスフォーマー達が行い、
これも普通なら30分に収まるはずの無いストーリーが展開され、
初代TFの魅力となっています。
特に日本語版では政宗一成のナレーションも加わり、
より物語をハイテンポに感じることが出来るのです。大量にいる魅力的なキャラクター達
トランスフォーマーといえば、そのキャラクター達も魅力のひとつ。
サイバトロンの総司令官コンボイ、人間と友達になるバンブル、
やたらと問題発明ばかりするホイルジャックに始まり、
デストロン側の破壊大帝メガトロン、
常にメガトロンの座を奪おうとするスタースクリーム、
無口な忠臣サウンドウェーブなど、
モブキャラクターに至るまで明確な個性が設定されているのが、
「トランスフォーマー」という作品の最大の魅力なのは間違いないでしょう。
もちろんキャラクターが多すぎて
逆に分かりづらくなっている部分はあるのだけれども、
初代TFに関してはほとんどのキャラクターが活躍するので、
段々と覚えていってしまうのです。作画ミス、ストーリー展開などちょっと「トンデモ」な部分
初代TFで語り草になるのが、いわゆる「作画ミス」。
似たようなキャラクターも多いし、場合によっては
色変えだけのキャラクターもいるので、
制作現場が相当苦労したのは間違いないんだろうけど、
それにしても「同じ画面に同一キャラクターが二人いる」
「本来サイバトロンのキャラクターがデストロン基地にいる」
「キャラクターの大きさがおかしい」など、
とにかく作画ミスは枚挙に暇がないのです。
またストーリー展開も「スピード感溢れる」と書きましたが、
それ以上にやはり「トンデモ」感はかなり多く見られます。
日本を舞台にした「パニック・ザ・クレムジーク」などは、
やはり現代日本の視点から見ると、
どうしても突っ込まざるを得ない話でしょう。知識ゼロからでも楽しめる作品!
そして実はこれがかなり大きいと思うのですが、
初代TFは実は事前知識ゼロでも楽しめる作品なのです。
例えば「スーパーマン」や「バットマン」などの
アメコミヒーロー作品のシリーズや映画などは、
過去作も多くありまた原作コミックも大量に存在している。
当然それらの知識が無くとも楽しめるようには作られているが、
やはり過去作へのオマージュなどが組み込まれており、
そうした知識があればより楽しめるようになっているのは間違いないでしょう。
MCUの「アベンジャーズ」なども映画を見る前に、
過去作品を見ておくのが流行ったのは、
記憶に新しいところです。しかし初代TFはまさに「初代」であり、
「ここから全てが始まった」のである。
もちろんトランスフォーマー自体は、
日本のダイアクロンやミクロマンをベースにしているが、
それはあくまでも「玩具」の話である。
ストーリー的にはなんら関係は無い。
また当時アメコミも展開されていたが、
それは基本アニメとは別展開であり、
アメコミを見てないと楽しめない、という事は無いのだ。
そういった意味で、視聴ハードルはかなり低いのだ。
そして全くの「ゼロ」からのスタートであるという事は、
番組が進みながら「設定」が作られていっている、という事でもある。
例えばサイバトロンが地球に到着後、
恐竜の化石を元にしてダイノボット達を作ったが、
後の設定ではトランスフォーマーには、
ベクターシグマと呼ばれるコンピューターで無いと生命を吹き込むことが出来ない、
という話になる。
もう既に矛盾してしまうのだが、それこそがまさに
「番組が進みながら設定が出来ていく」醍醐味だと言えるし、
リアルタイムで見ていた視聴者の困惑を、
そのまま追体験することが可能なのだ。こうした部分が、今回配信された際に、新規視聴者の多くに受けた要因では無いだろうか。
ただし初代TFは日本での放送の際に、
本来の放送とかなり順番が入れ替えられてしまっている。
今回の配信で初代TFに興味を持たれた方は、
是非アメリカ本国での放送順で見ていただきたい。
特にキャラクターの登場順については、かなり改善されるため、
印象が380度変わることだろう(ほぼ変わらない)。 -
実は現在YouTubeのタカラトミーチャンネルで、
初代トランスフォーマーを配信してるんですよね。
そのせいなのか、X上でやたらとトランスフォーマーの話題を見る気がします。
また配信で知って、玩具を買い出した人も、結構いるみたい。
自分としては「懐かしいなぁー」くらいの感じで見てます。そうしたら先週くらいから「超神マスターフォース」の
配信を始めやがって、なんだかんだ当時見てたから、
「うおおおお」ってなっちゃいましたわ。
それで家の中探したら、まあ当時の本とか資料があるわあるわ。
一時期処分しようかな、と思ってたんですけど、
でも処分しなくてよかったね。 -
「トランスフォーマー ビースト覚醒」見てきましたよ。
個人的にはビーストウォーズはほとんど思い入れが無いんですが、
当時ファンだった人たちにとっては、感無量なのだろうなあと。良くも悪くもいつものトランスフォーマー映画という感じで、
それでもマイケル・ベイでは無いので、
過剰な下ネタとかが無くて、見やすくはなっていたかな。しかしこの映画は1994年の設定なんだけど、
過去のシリーズとの整合性はどうなってくるんだろうなあ。
もうその辺考えてないのかもしれないけど。ところで冒頭で主人公の弟が、ゲームボーイを持ちながら
「クッパに勝てないよ」って言うシーンがあるんですが、
94年当時、ゲームボーイでクッパと戦うゲームって
無いと思うんだよなあ…。
「マリオランド」のボスはタタンガだし、
「6つの金貨」のボスはワリオだし…。
そういう所が気になっちゃって、しょうがないです。 -
いくつか出てるんすね。
日本から買える物もあるみたい。
「トランスフォーマー ザ・ムービー」は
日本語版を出してほしいんだけど、
まるで音沙汰が無いんですよねー。
いや本当なんとかしていただきたい。 -
見てきました。ネタバレあり。
まあさすがにリベンジよりはマシだったかな?という印象。
というかリベンジがひどすぎたんだけどもね。
それでもストーリー的には結構アラがあるというか…。
そもそも実写一作目の設定はどこに行った?という感じ。
まあ突っ込んだら負けなのだろうね。
今回は先に小説版読んでいたから、ストーリーに関しては
そんなに混乱はしなかったけれど、それでもやっぱり
気になる部分はいくつかあったなあ。
「え、そこをカットしちゃうの?」みたいな。
バトルに関しては…やっぱり砂漠じゃなくって
市街戦の方が全然いいよね。迫力ある。
でもやっぱり敵も味方もいっぱいなので、誰が誰なのか
分かりづらいのが、本当に勿体ないなー。
メンバー厳選して、それぞれちゃんと差別化されていて、
活躍の場が与えられていた一作目は、本当に奇跡的なバランスだったんだなー。
かなりネタバレに踏み込むけど、ショックウェーブの存在って
結局玩具的なバレを回避するための、ミスリードキャラクターでしか無いんだね。
活躍したのも彼よりはむしろ、彼が操る巨大モンスターだし。
もうちょっと活躍シーンがあっても良かったよなあ。
あとアニメオマージュが結構あったのは、嬉しいよね。
やはりアニメあってのTFだし。
まあ総じて悪くはなかったけれど、やっぱり一作目の
インパクトには到底かなわないよなー。
そして実写映画シリーズが終了となる今後、
果たしてトランスフォーマーというシリーズは、どこへ行くのであろうか…。 -
「トランスフォーマージェネレーションズ2011」が発売されました。
まあほとんどが玩具の写真だったり、
「AllSpark Alamanacs」に書かれてることだったり、
アニメイテッドブラックアラクニアのサイバトロンモードが
掲載されてなかったり、といろいろあるんですが、
キャラデザのデリックによる、善悪逆転サリの
描きおろしイラストがあるので、オッケーかなあと。 -
トランスフォーマー新着情報ブログさんの記事によると、
2012年に「Transformers Prime」の他に、
「レスキューボッツ」なる、新しい番組も開始されるとのこと。
ちなみに「レスキューボッツ」ってのは、こんな感じのキャラクターです。
かなり幼年向けになるのでしょうかね?
今の流れだと、やっぱり3DCGかなあ。